福島県福島市と猪苗代町との境にある吾妻連峰を構成する山のひとつである一切経山(いっさいきょうざん)。
名前の由来は、安倍貞任が仏教教典の一切経を山に埋めたという伝説や弘法大師や地元の僧などと諸説言われています。
登山の始点は福島県福島市土湯温泉町鷲倉山にある浄土平からになります。
一切経山 アクセス
一切経山に 登山に行った日時、交通手段、誰と行った?
2017年6月17日、普段運動習慣はなく登山経験も乏しいが体力には自信のある私と友人(20代女性)の二人で浄土平まで車で向かいました。
途中道の駅つちゆで昼食を食べてから向かったため浄土平に着いたのは13時を過ぎ、どこから山を登ったらいいのかわからず迷ったりしていたため登り始めるのは13時半を過ぎていました。
浄土平には大きな駐車場に車がたくさん駐車してあり隣接する大きなレストハウスも混雑していましたが、吾妻小富士へ登山する人も多く一切経山の登山ルートも複数あるためなのか、登り始めるとそんなに混雑した印象はありませんでした。
また下山する人が大半である時間でしたが、登山ルートのほとんどはすれ違える程度かそれ以外の道幅があり登山のしにくさはなく、途中で少し休憩をしながら登ることが出来ました。
下山は登山と別ルートで鎌沼を一周するルートを通り、そちらはすこし道幅が狭くやや悪路でしたが誰ともすれ違わなかったので周囲を気にせずマイペースで快適に下山が出来ました。
一切経山に行こうと思った理由はなんですか?
なんと言っても「魔女の瞳」と言われる、一切経山の山頂から望めるカルデラ湖(五色沼)が見たくて登りました。
日頃運動不足で登山経験の乏しい女子が登山出来るか不安もありましたが、一切経山は標高1948mで浄土平からは90分程度で登山出来る比較的易しい山だったため、登山用の特別な装備でなくスポーツ用品店で薄手の長袖・タイツとリュックを購入し準備すれば臨むことが出来ました。
途中残雪もありましたがスノーシューズじゃなくても大丈夫な程度で、登山用じゃないスニーカーでも問題ありませんでした。
でも火山でありごつごつした岩場を登る箇所もあったので足首周りを守る登山靴の方が安心かとは思います。
登山前の浄土平で既に平地と比べて少し寒く薄手の上着を着て登ったのですが、登山を始めると暑くて上着を脱ぎロングTシャツにタオルを首から下げて汗を拭いながら登りました。
途中湿地帯になっており平らな木道を歩いたりと常に傾斜を登っているわけではないので、登山初心者や体力に自信がない人でも登れる山だと思います。
魔女の瞳はテレビや画像で見ていましたが、実際に見るとその姿は圧巻そのもので、吸い込まれてしまいそうだという表現がぴったりだと初めて思うような光景でした。
山頂から覗くすがすがしさと達成感とブルーの美しさは実際の見なければわからないと思います。
一切経山 周辺の観光や美味しいお店やおすすめ、穴場、行った人だからこそ知ってるスポット
郡山市から一切経山に車で向かう場合、途中二本松の岳温泉を通り、また浄土平へ向かう磐梯吾妻スカイラインからは土湯温泉に行くことが出来ます。
車で日帰りしてしまいましが、もっとゆったりと温泉で休んだり宿泊したり温泉街を楽しんでも良いと思います。
また磐梯吾妻スカイライン自体も日本の道百選にも選ばれており、起伏やカーブの多い山道ではありますが道路は広く整備され望む山々や景色も美しく、運転していて非常に気持ち良く道路です。
秋には紅葉が素晴らしく不動沢橋やその下のつばくろ谷、「天狗の庭」と呼ばれる絶景スポットは名所です。
道の駅つちゆは長い磐梯吾妻スカイラインの休憩スポットであり、食事やお土産の購入も出来ます。
現在は残念ながら吾妻山の噴火警戒レベルの上昇に伴い磐梯吾妻スカイラインは全面通行止めになり浄土平周辺へも立ち入れずもちろん登山も出来ない状況ですが、子供が大きくなったら一緒に「魔女の瞳」を見たいと心待ちにしています。