3月3日は、女の子が主役になれる「ひな祭り」です。
そんな大事な日は、ママも気合いを入れて準備しているのではないでしょうか。
ちなみに「ひな祭り」は、ひな人形を飾って、女の子の健やかな成長と幸福を願う日になります。
また、ひな祭りにひな人形を飾るのは、お雛様に女の子の厄を身代りになってもらうためと言われています。
このようにひな人形には、厄払いの意味があるので一夜飾り(3月3日の前日から飾ること)になることは避けるべきとされ、遅くても2月中旬までに飾らなくてはなりません。
また、ひな祭りには伝統的なお祝い料理がありますが、その料理には春の旬の食材が使われています。
代表的なものとしては、ちらし寿司、菱餅(ひしもち)、ひなあられ、はまぐりのお吸い物などがあります。
それぞれの料理には縁起の良い意味が込められており、その意味を知ると昔の人ならではの趣を感じることが出来るでしょう。
ここでは、ひな祭りのパーティーを華やかにする簡単なレシピをご紹介します。
ひな祭り簡単レシピ!ちらし寿司を時短で作る
お祝いの席にふさわしいとされるちらし寿司は、ひな祭りの定番料理でもあります。
そんなちらし寿司を簡単に美味しく、さらには可愛く魅せるレシピをご紹介します。
【酢飯の作り方】
<用意するもの>
・寿司桶もしくはボウル
※ただし、寿司桶のほうが余分な水分を吸い取ってくれます。
・濡らした布
・しゃもじ
・うちわ
<材料>
・ごはん 2合
・酢 大さじ2と2/3
・砂糖 大さじ2と2/3
・塩 小さじ1
(1)水を少なめにしてご飯を炊く。
※固めに炊きあげるのがポイントです。
(2)調味料をすべて混ぜ合わせておく。
(3)炊きたてのごはんにお酢をかける。
(4)うちわで仰ぎながらお酢を混ぜる。
※混ぜるときは、ごはんを切るようにすることで、水っぽさをなくすことができます。
※うちわで仰ぐのはごはんを冷ますためではなく、余分な水分を飛ばすためです。
(5)粗熱がとれたら濡れた布をかけて乾燥を防ぐ。
ちらし寿司の味の決めてはやはり酢飯になりますが、ちらし寿司の素を使ってしまえば、より簡単に早く出来上がります。
【ちらし寿司ケーキの作り方】
(直径9cm×高さ4cm丸型の場合であるならば、ごはんは2合使用します)
<材料>
・にんじん 1/3本
・さやいんげん 4個
・まぐろ 30g
・サーモン 30g
・桜デンプン 50g
・いくら お好みで
・卵 2個
・菜の花(穂先) 4本
※今回は、まぐろとサーモンを使ってご紹介しますが、バラの花を作ったとき、華やかに見えるものであれば好きな刺身を使っていただいて問題ありません。
(1)下準備をする。
※にんじん、さやいんげんは細切りにし、レンジで1分加熱する。
※まぐろ、サーモンは薄く、そぎ切りする。
※卵は薄焼きにし、錦糸卵を作る。
※菜の花もレンジで1分加熱する。
(2)酢飯に加熱したにんじん、さやいんげんを混ぜ合わせる。
※さやいんげんは飾りつけにも使うので少し残しておいてください。
(3)まぐろ、サーモンをクルクル巻き、バラの形にしたものを4つ作る。
※バラの花を作るときは、芯になる刺身を中心にし、適当に丸めて重ねます。
重ねるとき少しずつ位置をずらすとキレイなバラの花になります。
(4)水で軽くぬらした型に、酢飯を半分の高さまで詰める。
※型に酢飯を押し付けるように入れてしまうと、固くなるので注意してください。
(5)桜デンプン、錦糸卵を適当に入れて、さらに酢飯を詰めて、型を抜く。
※型を抜くときは、酢飯を優しく押さえてあげると崩れにくくなります。
(6)型から抜いた酢飯に桜デンプン、金糸卵を敷き詰める。
(7)バラの刺身、菜の花、さやいんげんを飾りつけたら完成。
※いくらは、お好みで散らしてください。
見た目もかわいいケーキのようなちらし寿司。
女の子が喜んでくれること間違いありません。
ひな祭り簡単レシピ!デザートまで抜かりなし
ひな祭りの代表的なお菓子と言えば、菱餅が挙げられます。
菱餅には、春を感じさせる桃、白、緑が使われているので、この色を使って食卓に春を届けてみませんか。
ここで紹介する「菱餅風ミルクプリン」のレシピはとても簡単に作れてしまいます。
時間のないママにとって、このデザートは打ってつけかもしれません。
<材料>
・牛乳 210cc
・砂糖 大さじ3
・ゼラチン 9g
・抹茶 小さじ1/4
・食紅 少量
<作り方>
【緑】
(1)ボウルにゼラチン3gを入れ、小さじ2の水でふやかす。
(2)(1)に砂糖大さじ1を入れる。
(3)別のボウルに抹茶を少量の水で溶かし、牛乳70ccと混ぜ合わせる。
(4)(2)に大さじ1のお湯を加え、(3)と混ぜ合わせる。
(5)(4)に氷を入れ、かき混ぜる。
トロみがついたら氷を取り除き、カップに流し入れる。
【白】
(1)緑の(1)と(2)を同じように作る。
(2)(1)に大さじ1のお湯を加え、(1)と混ぜ合わせる。
(3)(2)に氷を入れ、かき混ぜる。
トロみがついたら氷を取り除き、緑を入れたカップに流し入れる。
【桃】
(1)緑の(1)と(2)を同じように作る。
(2)食紅を少量の水で溶かし、(1)と混ぜわせる。
※食紅は、本当に少しです。
入れすぎてしまうと桃色ではなくなるので気をつけましょう。
(4)(2)に大さじ1のお湯を加え、(3)と混ぜ合わせる。
(5)(4)に氷を入れ、かき混ぜる。
トロみがついたら氷を取り除き、緑、白の層になったカップに流し入れる。
※次の色を作る間、カップは冷蔵庫で冷やしておくと、よりキレイな層となります。
ひな祭りのパーティーには春を感じられるかわいらしデザートを用意して、食卓を華やかに演出してみてはいかがでしょうか。
最後に
ひな祭りは、ひな人形を飾るときから楽しい行事ですよね。
もしかしたら娘さんにとっては、ママと一緒に飾り付けする、その時間も大切なのかもしれません。
そんな大事な行事には、ママも腕を振るって料理を用意したくなりませんか。
きっと娘さんもみんなでお祝いしたひな祭りは忘れられない思い出になるはずです。
少しの工夫でどれも可愛らしい料理になりますので、愛情たっぷりの料理を作って、ひな祭りを楽しい時間にしてください。