瀬戸内海は福山市では、鞆の浦の初夏の風物詩、観光鯛網です。
鯛網は、鞆の浦に約380年も伝わる伝統漁法となっています。
外洋で冬を過ごした鯛は初夏、豊後水道・紀伊水道を抜けて、産卵のため波穏やかな瀬戸内海中央部の鞆の浦沖へとやってきて、江戸時代初期までは陸地よりの地引網漁法でしたが、いつのころからか産卵に来る魚群を待ち構えて捕えるようになりました。
航海の安全と大漁を願う樽太鼓と大漁節が浜中に響き、弁財天の使いとなる乙姫が大漁祈願の舞を踊ります。
参加者は潮風に吹かれながら、海の上から漁の様子を見学します。往時の姿をそのまま今に伝える観光鯛網は、見る人の心に深い感動を与えます。
鞆の浦観光鯛網のアクセス
鞆の浦観光鯛網に行こうと思った理由は?
親戚が遊びに来ており、同じ鞆の浦の地域で、鯛網だけでなく、食事や観光も有名なので、子どもから年配の方まで楽しめると思い行く事にしました。
鞆の浦観光鯛網では、まず数分船に乗り、鯛網が行われている会場の島まで渡ります。
降りた所から、また数分歩き、夏場は海水浴場として解放されている砂浜で綺麗な衣装を身に纏った女性の躍りや、船乗りの男たちが大漁を祈願した大漁節の歌を見ます。
私が参加した時には、海上から陸に向かってお餅なげなどもありました。
そこから、大きな船に乗り込み、少し沖に出て、船の上で昔から行われていた鯛を釣る方法を見ることが出来ます。
その間は館内放送で説明があり、船の上から、実際に鯛を囲って行く船を見る事が出来ます。
網を使って魚を囲い込んだ魚を船上の上で購入することも出来、大漁の魚を間近で見ることが出来ます。
鞆の浦観光鯛網で感動したことはどんなところですか?
船に乗り込む前に大漁を祈って、綺麗な衣装を身に纏った女性が歌を歌ったりおどったりしています。
また、船乗り達が大漁節を歌うのですが、とても迫力がありました。大漁を祈願しての舞いを見ると昔ながらの風景が目の前に浮かんでくるようで感慨深かったです。
けれど、やはり一番記憶に残っているのは、二艘の船の間の網の中に大漁の魚が入り目の前で泳いでいるのを見た事です。
普段見るのは、加工されたスーパーに並んでいる魚や、水族館などのガラス越しに見るだけなので、こんなに沢山の生きた魚を生で、しかもたった今釣った魚を見れることは、滅多にあることではないので、一緒に参加した子どもも大喜びでした。
もちろん、購入も出来るので、新鮮そのものの魚を購入して帰りました。
鞆の浦観光鯛網に初めて参加する人のために地元民からのアドバス
休みの日は多くの人で賑わうので午前中に参加して、午後は近くの食事どころなどで食事をすると1日を過ごすことが出来ます。
近くに温泉もあるので、そちらにも入ることが出来ます。鯛網だけだと、少し物足りないと感じる方もいると思います。
また夏は海水浴場として利用されている海岸なので、砂遊びなども出来ると思います。
ただ、砂浜や、船の上を歩くのでヒールなどの高い靴を履いて参加することや、スカートでの参加はあまりおすすめ出来ません。
また、船酔いしやすい方は、事前に酔い止めを服用しておくことをオススメします。
さいごに
鯛網に参加するには少し値段は高いですが、一度はみておく価値があると思います。
また鞆の浦には鯛網だけでなく、色々な観光するところがあるので充分に楽しめると思います。時間がある時に参加すると1日を充実して過ごせると思うので、ぜひ一度行ってみて下さい!