お茶や熱海の温泉に伊豆の踊子の舞台、そして雄大な富士山の姿を望むことができる静岡県は、観光地としても有名で、国内外問わずに様々な場所からたくさんの人たちが毎年訪れる場所です。
三島スカイウォークの正式名称
そんな静岡県の観光名所の一つでもある「三島スカイウォーク」。
実は箱根西麓・三島大吊橋(はこねせいろく・みしまおおつりばし)が正式名称です。
「三島スカイウォーク」という名は愛称であるのですが、今ではそちらが浸透しているのではないでしょうか。
正式名称の箱根西麓・三島大吊橋は、三島の発信と箱根の西側に位置する箱根西麓をたくさんの人に認知される。
という願いをこめてつけられた名前でしたが、名前が長いうえに読みにくい、そして覚えづらいという声が上がりました。
子供から大人まで読みやすく、もっと親しみやすい愛称をつけられないかということで公募で新しい愛称を募ることにしました。
そして決定したのが現在の愛称・「三島スカイウォーク」でした。
橋が存在する地名の「三島」とまるで空を歩いているかのような感覚を味わえる橋ということで「スカイウォーク」の2つを合わせた名前です。
三島スカイウォークは歩行者専用吊り橋
この「三島スカイウォーク」は、静岡県三島市にある歩行者専用の吊り橋です。
三島のランドマーク、観光名所としてフジコーが約40億円もの総工事費をかけて完成させました。
全長は400メートルに及び、日本に存在する歩行者専用の吊り橋としてはナンバーワンの長さを誇っています。
ここからは富士山や駿河湾、伊豆の街並みなど、静岡県の雄大な自然を橋の上から360度見渡せる人気絶景スポットとなっています。
三島スカイウォークは日本最長の長さでも揺れは少ない
吊り橋と言えばつきものなのが「揺れ」。
高所が苦手で、揺れてしまうと絶景を楽しんでいられないという方もいるのではないでしょうか。
しかしこの「三島スカイウォーク」は、強い風や横風などが吹いたとしても揺れを最小限に抑える設計になっています。
実は吊橋の下に耐風索というケーブルが張られており、風対策がしっかりとされているのです。とは言っても、あくまで最小限に抑える、ということなので僅かに揺れることもあるようです。
とはいえ安全性をきちんと考慮して作られているので、心配せずに美しい景色を楽しむことができそうですね。
さらに、車いすの人にも優しい設計となっており、車いす同士で対面した場合もお互いすれ違えるほどの十分な幅の広さが用意されているので安心です。
休日や夏休みなどの長期休暇も利用してぜひ訪れたい静岡県の観光名所の一つ「三島スカイウォーク」。
疲れた心を自然の絶景で癒せること間違いなしのスポットに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。