約1200年前、光仁天皇が宮中に毎夜金色の霊光がさし込むのを御覧になって、お喜びになり、右少弁犬養に勅して、霊光の源を尋ねさせられた。
宇治川の支流の志津川の渓流に沿って行くと、古樹が生い茂る中に、水が青く澄んでいる清淵があり、塵境を離れた幽寂の地で、流水の響きは煩悩の垢を洗う心地を起させたのである。
そんな謳い文句のある三室戸寺は、別名をあじさい寺と言われるほどに、あじさい鑑賞で有名な場所となっています。
京都三室戸寺のアクセス
京都 三室戸寺のあじさい鑑賞に行った時期はいつごろ?混み具合は?
日時:2015年6月13日
交通手段:電車(京阪電鉄)※三室戸駅で下車後、現地までは徒歩で移動
入場料:有(大人800円、小人400円※あじさい園開園期間中の料金。普段は大人500円、小人300円)
混雑状況:かなり混雑していて、チケット販売窓口には長蛇の列ができており、園内に入場するだけでも随分時間がかかりました。
いざ入場してみても、順路の最初から最後まで前にも後ろにも人が詰まっている状態だったので、自由に散策ができる状況ではありませんでした。
前の人について順路に沿ってゆっくり歩いて行くしかないので、園内を1周するだけでとても時間がかかってしまいました。夕方からはあじさいのライトアップが行われるのですが、ライトアップ後はますます人が増えて、思うように動けない、前にもなかなか進めない状態になっていました。
園内には休憩所(お茶屋さん)があるのですが、そこにもかなりの人が殺到しており、常に満席状態でした。
京都 三室戸寺のあじさい鑑賞に行こうと思った理由は?
この場所に行こうと思った理由は、当時私は大阪市内に住んでおり、かつ車を所有していなかったため、大阪から電車でのアクセスが可能で日帰りで行ける場所にあるあじさいの観賞スポットを探していたところ、三室戸寺がとても有名だということを知ったからです。
さすがに有名なだけあってかなりの人が訪れており、そのため園内では思うように動けないストレス(混雑した花火大会の会場にいるよう)もありましたが、あじさいの美しさはそれを補って余りあるものであり、広い園内を埋め尽くすほどの量は圧巻でした。
明るいうちのあじさいもとても素敵でしたが、ライトアップされた夜のあじさいもまた違った美しさで素晴らしかったです。園内には小さなお茶屋さんがあり、そこで食べたスイーツが美味しかったです。
(抹茶アイスやわらび餅、白玉団子が1つの器に盛られたもので、値段は忘れてしまいましたが、あまり高くない良心的なものであったと記憶しています。)
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このときは時間がなかったので行きませんでしたが、三室戸寺の近くには源氏物語ミュージアムや源氏物語宇治十帖の石碑等、源氏物語関連の施設がいくつかあります。
源氏物語に興味がある方は行かれると良いかと思います。
(源氏物語ミュージアムは三室戸寺から徒歩15分ぐらいのところにあります。入場料は大人500円です。)
少し遠くはなりますが、平等院も徒歩圏内です。社会の教科書や10円玉で見たことのある鳳凰堂を間近で見られて感動することと思います。
入場料金は大人600円、鳳凰堂の中に入るには別料金がかかり、人数制限もあるので注意が必要です。
三室戸寺には外国人観光客はあまりいませんでしたが、平等院は外国人観光客が多かったように思います。
そこまで混雑している感はなく、ストレスなく周ることができました。また、あじさいとは少し時期がずれてしまいますが、平等院を春に訪れるのであれば藤の花がとてもきれいなのでお勧めです。(かなり大きな藤棚が複数あります。)