身近な昆虫⁉コオロギを自宅で飼育する方法

ペット

夏から秋に変わるとき、夜になると少し涼しくなってきて

セミの声が減っていき、

リーンリーン

コロコロ、コロコロ

というような虫たちの鳴き声が増えてきますね。

日本の秋は視覚や味覚だけでなく、聴覚でも楽しめるなんて

贅沢だなあと思います。

そんな秋の虫の中でも、身近なコオロギですが、

どうやって飼育すればいいのか調べてみました。

どんな環境がいいのか?気をつける点は?

ぜひ参考にしてみてください。

コオロギってどんな生き物?!ペットとして飼いやすい種類って?!

コオロギは、バッタ目、キリギリス亜目、コオロギ上科に属する昆虫だそうですが、

ちょっと分かりにくいですよね。

要するに、バッタのように跳びはね、キリギリスのように鳴くという

特徴を持った虫ということです。

雄が雌に求愛行動として鳴き声を出すんですね。

人間のようにのどや声帯がないので、正確には鳴き「声」ではなく、

羽をこすり合わせることで、音を出しています。

日本で代表的なのは、エンマコオロギ、オカメコオロギ、

ミツカドコオロギなどで、大きさは10㎜から40㎜ほどです。

田んぼや、雑木林、家の近くなどいろいろなところで

見かけることが出来ますが、種類によって生息する気候や

環境が変わってきます。

多くは夜行性で、日中は草や石の下など暗いところを好みます。

植物や小動物の死骸などを食べ、基本的には雑食です。

共食いすることもあるので、家で飼育するときには注意が必要です。

ペットとして飼育しやすいのは、比較的乾燥した環境で生息できる種類です。

餌や水の管理や、飼育容器の掃除がとても楽にできます。

多湿な環境を好む種類もいますが、餌が傷みやすく、カビも生えやすいので、

初心者には乾燥に強い種類がいいかもしれませんね。

先ほどあげた、エンマコオロギは乾燥にも強く、

飼育が比較的しやすいです。

自然を再現するには⁉コオロギが落ち着く飼育環境は⁉

いざ、コオロギを迎え入れるとなると、どんな準備が必要なのでしょうか?

飼育ケース

ホームセンターなどで購入できる、プラスチック製の飼育容器や、

100均のプラスチックケースでもいいですね。

コオロギはプラスチックの壁を登れません。

ジャンプしたときに逃げ出さないように蓋が必要ですが、

通気性が確保できるものにしましょう。

床とシェルター(隠れ家)

底には乾いた砂や、新聞紙をしきます。

コオロギは夜行性の生き物なので、日中は陰に隠れます。

丸めた新聞紙や紙製の卵パックでシェルターを作ってあげましょう。

水入れ

市販のものでヒモに水がしみ出してくるものが扱いやすいです。

水を容器に入れておくと、水入れにコオロギが落ちたとき

おぼれてしまうので、注意してください。

スポンジやミズゴケに水を含ませたものを入れておいてもいいです。

コオロギは雑食なので、野菜クズや配合飼料で大丈夫です。

動物性たんぱく質が不足すると、共食いしてしまうので、

適度に与えてください。

コオロギを飼育するときに気をつけるべき温度湿度のポイント

コオロギの飼育に適した温度は20度~32度ぐらいです。

20度を切っても死ぬことはないのですが、活動が鈍ります。

蒸れに弱く、高温多湿な環境だと死滅してしまいます。

逆に乾燥状態では水分を多く欲しますので水切れには注意しましょう。

コオロギは蒸れに弱いので、飼育ケースの通気性は

しっかり確保してください。

昆虫は変温動物ですので冬は活動に合わない時期ですが、

室温が保てるのであれば、飼育可能です。

コオロギを産卵させ、孵化させるためには?!

健康なオスとメスを入れておけば、自然なこととして

交尾をして卵を持ちます。

コオロギは湿った土に産卵するので、孵化させるには

湿度を保った産卵床を用意することが必要です。

小さいタッパーに湿らせたトイレットペーパーや

ティッシュなどを入れておきます。

交尾を行ったメスがいれば、卵を産んでくれます。

乾燥すれば卵が死んでしまうので、時々湿らせながら

見守ってください。

タッパーの蓋を閉めてしまって大丈夫です。

卵にカビが生えることがありますが、健康な卵は問題なく育ちます。

卵で冬を越すためには、日が当たらない屋外に春まで保管してください。

産卵後すぐは寒さに対応できないので、3週間ぐらいは

暖かい温度に置いておきましょう。

春になって気温があがると自然に孵化が始まります。

産卵床の蓋を開けて、飼育ケースで水分を保って待ちます。

幼虫が無事に孵ったら濡れたティッシュなどで

水分を切らさないようにしてくださいね。

何かを飼育するって、難しそうでドキドキしますよね。

少しでもコオロギについて知ってもらえましたでしょうか?

性質と準備するものが分かると、少しハードルが下がる気がします。

一度飼い始めるなら責任を持って飼育するのはもちろんですが、

秋の風情が手軽に身近に感じられますので、

迷っている人は一度検討してみてもいいかもしれませんね。