屋久島といえば鹿児島県にある近隣の種子島や口永良部島などと共に大隅諸島を形成する島の一つで、非常に自然豊かな島です。
屋久島はあのスタジオジブリの長編アニメーション映画『もののけ姫』の舞台としても知られ、屋久杉からは映画さながらの迫力と神秘的なオーラを感じることができます。
今回はそんな屋久島の観光について色々ご紹介していきます。
屋久島スポット
それではまず屋久島のおすすめの観光スポットをいくつかご紹介しましょう。
まずは何と言っても「縄文杉」です。屋久島を訪れるからには外せない観光スポットと言っても過言ではないでしょう。
「縄文杉」は個体名であり、樹齢はおよそ4,000年にわたると言われています。
その名の通り、縄文時代から生き続けていることから名付けられたのと、形が縄文土器に似ていることの2つの説が存在するようです。
壮大な自然の力強い生命力にパワーを貰える場所となっています。
次にご紹介するのは「白谷雲水峡(宮之浦川)」。こちらも『もののけ姫』の作中の舞台のモデルとなっており、今にもコダマが出てきそうな場所です。
次にご紹介するのは「大川の滝」です。
自然あふれる屋久島にはたくさんの滝が存在するのですが、その中でもおすすめなのがこの「大川の滝」です。
日本の滝100選にも選ばれたここは、屋久島最大の滝でもありマイナスイオンをたっぷりと受けることができるでしょう。
屋久島観光モデルコース
屋久島には他にもたくさんの観光名所が存在します。
なので一体どこに行けばいいのかわからない、そんな方もいらっしゃることでしょう。
では今度は屋久島を観光する際のモデルコースをご紹介しますので、ぜひ参考になさって下さい。
屋久島観光日帰りプラン
まずは日帰りプランの場合の例です。
鹿児島南埠頭を高速船トッピー82便で7:45に出発、指宿港に着いたら今度は8:30に屋久島・宮之浦港へむけて出発します。
到着時間は9:45頃を目安と考えて、白谷雲水峡に到着するのは10:30。
白谷雲水峡を楽しんだ後にランチタイムを挟み、屋久杉自然館を13:15から訪れます。
千尋の滝には14:15からの滞在で、15:45発の高速船トッピー86便に向けて15:25には屋久島・宮之浦港に到着するようにしましょう。
そこから指宿港まで向かい、17:55に到着。さらに鹿児島南埠頭へと向かい、18:40に到着した後解散、というプランです。
屋久島観光宿泊プラン
宿泊もしたいという方には1泊2日プランの例をご紹介します。
1日目、鹿児島南埠頭を高速船トッピー84便で10:00に出発し、屋久島・安房港に12:35頃に到着します。
その後ランチタイムを挟み、14:10からヤクスギランドを訪れます。
そして紀元杉を15:30頃に訪れ、その後は宿泊するための宿へ向かいます。
2日目は宿泊施設を安房の場合は8:40、宮之浦の場合は8:20に出発します。
千尋の滝には9:10頃到着し、その後9:50に屋久杉自然館、11:00から屋久島環境文化村センターを訪れたのちランチタイムを挟み、13:20から白谷雲水峡を訪れます。
14:50には屋久島総合自然公園を訪れ、15:45発の高速船トッピー86便乗船に向けて屋久島・宮之浦港へ15:20から向かうことにしましょう。
そして17:55には指宿港へ到着、その後鹿児島南埠頭に18:40へ到着した後解散、というプランです。
もっと詳しく、さらに屋久島を満喫して堪能したいという方は2泊3日のプランをおすすめします。
まず1日目は鹿児島南埠頭を13:10に出発し、高速船トッピー86便で屋久島・宮之浦港へ向かいます。
到着予定時刻は14:55で、その後15:15から屋久島観光センターを訪れます。
そして16:05から屋久杉自然館、16:55から千尋の滝を訪れた後にはそれぞれ宿泊施設へと向かいます。
2日目には1日まるまるエコツアーを体験し、屋久島の自然に対する興味や関心をより深める一日にしましょう。
そして最終日の3日目には宿泊施設からそれぞれ安房は7:40発、宮之浦 8:10発で志戸子ガジュマル公園へと向かいます。
8:30から公園を散策した後は9:10に永田いなか浜へ、10:00に屋久島環境文化村センターを訪れます。
その後11:00~11:30まで早めのランチタイムを挟み、11:40からの20分間はショッピングを楽しむことにしましょう。
そして12:30に屋久島・安房港へ向かい、12:50発の高速船トッピー84便に乗船。14:45に鹿児島南埠頭へ到着後解散、というプランです。早めの時間に解散になるのでゆっくり帰路に就くことができるおすすめのプランです。
以上、それぞれ時間を考慮しつつ目的に合ったプランを考えてみて下さい。
屋久島ベストシーズン
屋久島の観光のベストシーズンは実は標高帯によっても変わってくるそうです。
というのも、屋久島は亜熱帯のから冷温帯までの植生が山に垂直分布している島である上に、山頂部と人が暮らす街では約14度という気温差もあるほどだということで、シーズンも場所によって変動するそうなのです。
言い換えてみると、一年中観光のベストシーズンとも言えるのでしょうね。
ちなみに白谷雲水峡ベストシーズンは4月上旬の春の季節、宮之浦岳登山のベストシーズンは、7月末から9月上旬の夏の季節、淀川の紅葉が見ごろとなるのは10月~11月の秋の季節など、標高差がある屋久島ならではの楽しみ方ができそうです。
とはいえ、やはり一番おすすめなのは夏休みシーズンではないでしょうか。
自然豊かな屋久島は子供たちの心の成長にも繋がります。川で遊んだり、大きな木々の生命力を感じたり、バーベキューでお腹を満たし、夜は都心部では見ることのできない満天の星空を見上げるというのは、お子さんにとってはかなり刺激的で忘れられない思い出となることでしょう。
ただ遊ぶだけではなく、自然と触れ合うことで夏休みの自由研究のヒントもたくさん転がっていることでしょう。
そういった意味でもぜひ夏に訪れることをおすすめします。
さいごに
今回は屋久島の観光についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ここではご紹介しきれなかった観光スポットもたくさんありますので、ご自身のプランに合った場所を巡ってたくさんの自然のパワーに癒されて下さい。