見た目は変わっているゴーヤですが、ゴーヤチャンプルのような炒めものだけでなく、
天ぷらや揚げもの、サラダにしても美味しいく食べられる野菜です。
近年は、夏の日差しを遮るためのグリーンカーテンとしても活躍しています。
食べてもおいしい、育ててもエコなゴーヤ、家庭菜園におすすめです。
今回は、家庭でゴーヤを育てるためのノウハウを紹介したいと思います。
苗の選び方やネットの張り方などもまとめたので、ゴーヤ栽培初心者の方
必見です。
必読!おすすめのゴーヤの育て方~種まきの時期、苗選び、肥料の選び方と
ゴーヤの育て方 肥料
ゴーヤの栽培時期は4月ごろが適しています。
≪種から栽培する場合≫
4月頃に、ポットに3粒ずつ、種を指の第一関節の深さまで押し込んで種をまき、
軽く土をかけて、たっぷりと水をやります。
種のひと手間として、ゴーヤの種は、種皮が固くて発芽しにくいため、ペンチや
爪切りなどで皮の一部を傷つけ、吸水しやすくすると発芽しやすいですよ。
ポット苗は、ビニール温室などの暖かい環境で育苗します。
発芽したら、本葉2枚の頃に間引いて1本立ちにし、本葉5〜6枚までポットで育てます。
(育苗のポイント)
・日光には充分当てるが、高温になりすぎないよう換気に注意
・夜に水分が多いと徒長の原因になるため、水やりは朝に行う
ポットに種をまいて育苗し、5月中旬頃にプランターに植え付け、真夏〜9月いっぱい
まで収穫できます。
ゴーヤは高温を好むので、植付けは気温が十分に高くなってから行いましょう。
≪土作り≫
植え付け3週間前に堆肥を、2週間前に石灰を入れて耕しておきます。
pHは5.5〜6.5が目安です。
≪肥料≫
ゴーヤは継続的に肥料を必要としますが、与え過ぎると葉ばかりが茂って
花芽が付かなくなるため、施肥量はほどほどにしましょう。
肥料は「ボカシ肥」や「マイガーデンベジフル」のようなバランスのとれた配合肥料が
おすすめです。
≪追肥≫
植え付けから20日ほどしたら、1回目の追肥を施します。
その後も生育状況を見て、3週間に1回のペースで追肥をします。
1回目は株元に、2回目は畝の肩に施す、というように根の成長に合わせて
追肥の場所を変えてやりましょう。
≪ゴーヤの苗から育てる場合、苗を選ぶポイント≫
・子葉がまだついている。
・節間が短くて、太くしっかりしている。
・本葉が3~4枚程まで生長している。
古いゴーヤの苗は葉が小さく、色も薄くなっています。
既にハダニに侵されている可能性もあるため、葉の裏など病害虫に侵されていないか
よく見て、しっかりした苗を選びましょう。
定植の前にポットごと水につけて吸水させておくか、定植後たっぷりと水をやります。
晴天の暖かい日の午前中に植え付けると、活着がよくなりますよ。
ゴーヤは、連作障害を避けるために、同じ場所での栽培間隔を2〜3年あけるようにします。
また、コンパニオンプランツとして、ニラやネギを一緒に植えるのがオススメです。
植え穴の底に、ニラ/ネギを両側から敷くように置き、その上にゴーヤの苗を植え付けます。
双方の根圏に棲む微生物が、それぞれに老廃物を分解し合うので、ともに根が活性化され、生育が促進されるとともに、土壌病害が出にくくなる効果が得られます。
定植から2週間くらいで、支柱を立ててネットを張ります。
はじめのうちはツルが細く株元に絡み込んでしまうため、ヒモで誘引してあげましょう。
その後は巻きヒゲを伸ばしてどんどん生育するので、放任で構いません。
(葉があまり重ならないように適時誘引してやりましょう)
ちなみに、気温が高くなるとともに、どんどん成長し、ゆうに3m以上の高さになります。
正しいゴーヤの育て方はプランター選びから!その他、ネットの張り方やホームセンターでそろえるおすすめグッズなどを紹介!
ゴーヤの育て方 プランター ネットの張り方
家庭菜園でゴーヤを育てる時大切なのが、プランターです。
プランター選びを間違うと、ゴーヤをしっかり育てることが難しくなるので
注意しましょう。
ゴーヤを育てる時、プランターは、根が横に広がりやすいものを用意しましょう。
大きさは、少し大きめの50×30×30cm以上のサイズのものが良く育ちますよ。
この時用意するプランターのサイズで、実際に収穫できるゴーヤの大きさに影響が出ます。ゴーヤ栽培では必ず横長サイズのプランターを使いましょう。
そしてゴーヤ栽培でポイントなのが「ネット張り」です。
ネットを張るのって何だか大変そうだし、難しそうって思いませんか。
ベランダだとスペースが限られますし、ネットを支える支柱もどうやって立てたら
いいのか困ってしまいますよね。
ベランダにゴーヤのネットを張る最適な方法は、つっぱり物干しを利用することです。
つっぱり物干しは、ベランダの床と天井の間に支柱をつっぱって支えるので、
天井の高さによって調節することができます。
物干しですから左右に物干し竿を固定するようにできているので、それを
そのまま利用できるのが便利です。
≪「つっぱり物干し」のネットの張り方≫
- 左右のつっぱり棒を立てる
つっぱり棒はまっすぐにしか立てられないものと、斜めにもできるものがあります。
ネットの張り方で、洗濯物を干すスペースが変わってきたりするので、ベランダの
使い易さでどちらにするか決めましょう。
- 横竿受けのジョイントの高さを調節する
ジョイントを自由に移動できる場合は、なるべく上段の位置になるようにセットします。
3,横竿にネットを通す
ネットを横竿に取り付けるには、ネットの目に交互に縫うように横竿を通すのが、
張り方のポイントです。
こうすることでしっかりとネットを横竿に取り付けるができます。
- 横竿をつっぱり棒にセットする
ゴーヤが成長して実がなると総重量30㎏を超えるので、横竿が落ちてこないように
フックなどで固定させます。
5.ネットの左右をつっぱり棒に留め付ける
ネットがピンと張るように、結束バンドなどでネットの端をつっぱり棒に留め付けます。
ベランダでのネットの張り方で注意することは、水やりの水や花殻や枯れた葉などが、
階下やお隣に流れて行かないようにすることです。
また、プランターで排水溝を塞いだりしていないかも注意しましょう。
ゴーヤを育てる際に役に立つホームセンターグッズがあります。おすすめの商品を
いくつか紹介したいと思います。
・緑のカーテン アーチ型 de 立掛けW1800 伸縮1.9〜
・【転倒防止パーツ付 】DAIM 緑のカーテン アーチ型 伸縮立掛けタイプ
・ 緑のカーテン つる植物栽培セット 立て掛けタイプ(スリム) 巾0.9X高さ2.7X奥行1.0m
まとめ
家庭でゴーヤを育てる際には、苗から育てるのが育てやすいのでおすすめです。
ポイントは、ゴーヤは高温を好むので、植付けは気温が十分に高くなってから
行いましょう。
うまく植え付けができれば、ぐんぐん育っていくので、初めての方でもゴーヤは
育てやすいですよ。
ゴーヤのカーテンで涼しく、そしておいしい夏を過ごしてください。