小学校には慣れたものの、まだまだ新しい難問が降り掛かる2年生…
その中でも読書感想文というのは、本当に苦労するところです。
助けてあげたいけど、手を出してしまうのはちょっと…なのが
お母さんの本音と言ったところなのではないでしょうか?
今回は、そんな苦労をしやすい読書感想文について
初めてでもどんどん書ける書き方についてご説明します。
読書感想文の書き方!小学校低学年のポイント
何事も初めては戸惑いますし、小学校低学年であればなおの事です。
だから、初めての読書感想文の書き方に対して頭を抱えている
または悩んだり…最悪泣いてしまうなんてあるかもしれません。
でもそれは、読書感想文の書き方のポイントを知らないだけで
そこさえ押さえられるのなら、案外あっさりクリア出来るのです。
もっともその為には、親であるあなたがポイントを知る必要があり
以降でそれをご紹介しますので、最低限の知識として備えましょう。
1.実際の感想を聞いてみる
頭で思い描くだけなのと、それを書き出すのでは難易度が違います。
イメージは出来ても、それを実際形にするのは難しいものなのです。
ましてや小学校低学年…その難易度は想像に難くありません。
ですが、形にするにもイメージがなければばどうにもなりません。
だからまずは、いきなりイメージを形にしようとするのではなく
イメージを漠然とでも口に出してみるように促してみましょう。
もっと分かりやすく言うなら、
「どんな内容の本だったのか」
「どのページが印象的であったか」
「好きな登場人物は誰だったか」
「面白かったかつまらなかったか」
などを、子供から引き出してみるのが良いでしょう。
それに加えて、それぞれの問い掛けに「どうしてそう思ったのか」
また「どうしてそう感じたのか」なども、聞いてみましょう。
それらを全て書き出したり、今風であればワードなどを使ったり
どういう形でもいいので、子供の口から出た言葉をまとめましょう。
2.まとめた言葉で文章を作る
次は、それら子供の口から出た言葉で文章を作る作業となります。
本の内容の順序、時系列に矛盾がないか、また不自然さはないか等
それらを確認しながら子供と一緒に言葉をピックアップしましょう。
そして、その読書感想文に必要な文字数をある程度計算しておいて
文字数が少なくならない、また文字数が大幅に超えないようにして
ピックアップした子供の言葉を文章に作り変えていきましょう。
文章に作りかえると言っても、そんなに難しく考える必要はなく
もっと単純にピックアップした言葉たちを繋いでいくような感じで
自然にまとまるようにすれば、勝手に読書感想文になるでしょう。
読書感想文の書き方!小学校低学年で入賞を目指すなら
ある程度読書感想文に慣れた、且つ子供にセンスが感じられるなら
小学校単位でなく、コンクールなどで入賞を目指してみましょう。
とは言っても、ただただ読書感想文を書くだけでは到底無理で
一定のコツを踏まえなければならないところがあります。
つまり、もう一歩先の段階に進んでみると言うことです。
ですが、読書感想文の何をどうやってすれば入賞出来るかなんて
何も知らない人からすれば、本当に何も知らないと思います。
ですのでご説明させていただきますが、肝心なのはひとつです。
それは「感想文を書く本人の独自性、独創性を出す」書き方です。
試しに、何かに入賞した感想文などを見てみるのが良いでしょう。
良く言えば独自性、独創性に溢れ、悪い言えば癖が強いです。
はっきり言って、誰もが思いつかなさそうな文章が記されていて
とても真似出来ない、想像すらしない書き方であると思います。
もっとも、このように言うと「そんな感想文とても書けない」
と思ってしまいますよね?
そこもあまり難しく考える必要はなく、子供任せにしましょう。
無責任と思うかもしれませんが、それは大人の感性だからです。
小学校の子供なんてそもそも独自性、独創性に存分に溢れていて
好きに感想文を書かせてあげれば、自然とそれが生まれるのです。
後は大人である、親であるあなたが、肉付けとか修正などをして
良さをしっかり残した、きちんと読める感想文に仕上げるのです。
これですと、正確には子供だけが仕上げたものではありませんが
入賞する読書感想文と言うのは、こう言っては何なのですが
大人の手が加えられていないものはないと言ってもいいでしょう。
ただし、小さなコンクールだとか地元主催のコンテストなどは
有力者の子供に対する忖度評価がなされるケースがあるので
その際はどうあがいても入賞することは出来ません。
読書感想文の書き方!…で子供にやってはいけないこと
読書感想文を書く際、小学校の子供に絶対にやってはいけない事は
「叱り付ける」
「親が手を出す」
「親の感想を作る」
「イライラする」
「親が本を選ぶ」
この5点です。
これらをやってしまえば、子供は直ちに持ち前の良さを失います。
独自性とか独創性は、親がしゃしゃり出てしまっていますので
そこに子供の意思はなく当然消えてしまうことになります。
叱り付けたりイライラしたりするのは、子供の萎縮に繋がるので
思ったことをそのまま言えなくなる…つまり、持ち前の良さを
自ら封じてしまうことに繋がるのです。
十分に注意しましょう。
まとめ
たかが読書感想文、されど読書感想文です。
小学校低学年と言うことで、様々な困難があると思いますが
一度書き上げてしまえば、今後は難なくクリア出来るでしょう。
その間で、親が不自然に手を貸したり干渉し過ぎたりすると
その困難に立ち向かわなかったことになり余計遠回りですので
もどかしい気持ちになるかもしれませんが、そこは我慢です。