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実は知らない?!漏電ブレーカーの原理って説明出来る?

家事
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皆さんのご家庭やスーパーのような商業施設などに、必ず1台は

設置してある分電盤。電気を安全に使うための、安全装置としての

役割をもちますが、電子レンジやドライヤーなどの

複数の電化製品を同時に使おうとしたら、ブレーカーが落ちてしまったという

経験をしたことがある人も多いと思います。

そんなとき、皆さんはどのような対応をしているのでしょうか?

適切な対応をしないと、電化製品が故障をしてしまう可能性が起きたり、

実は危険が潜んでいることも・・・。

今回はブレーカーについて詳しく解説していきます。

そんなことある?!漏電ブレーカーが上がらない時はどうしたらいい?

ブレーカーには、「アンペアブレーカー」「漏電ブレーカー」「安全ブレーカー」の

3種類に分かれており、それぞれ役割が異なります。

【アンペアブレーカー】

通常分電盤の左側に配置されている「アンペアブレーカー」。

契約している電力会社から供給されているアンペア数が記載されています。

例えば「30A」と記載されていれば、電力会社と30Aで契約している

ということです。このブレーカーが落ちる場合は、一度に電気を使いすぎて

契約している量を超えてしまったことを意味しています。

通常落ちたつまみを上げるだけで復旧しますが、つまみを上げる前に

落ちる前まで使用していた電化製品の電源をOFFにしておきましょう。

【安全ブレーカー】

サイズは小さめで、分電盤内の右側に多数つまみがある「安全ブレーカー」。

「分岐ブレーカー」、「MCCB」、「子ブレーカー」とも呼ばれています。

つまみごとに、”キッチン”、”洗濯機”、”洗面所”などいったように、

各部屋へ回路ごとに電気を送る役割をしています。

つまみごとに使用できる電気の容量は異なっており、1つの部屋で電気を

使いすぎるとその部屋だけブレーカーが落ちてしまいます。

アンペアブレーカーと同様に、基本的にブレーカーが落ちた場所の

つまみを上げるだけで復旧しますが、上げる前は一旦電化製品の電源を

OFFにする、もしくは電源プラグを抜いてからブレーカーを上げるようにしましょう。

【漏電ブレーカー】

「EB、「ELB」、「漏電遮断器」とも呼ばれている分電盤の中央あたりに

配置されている「漏電ブレーカー」。漏電を感知すると、自動的に分電盤の電源を

落とし電気を止めます。(動作表示ボタンでボタンが浮き出てくる仕様の

ものもあります。)

漏電ブレーカーが落ちた場合は、建物内のどこかで漏電しているおそれが

あるので早急に原因を特定する必要があります。

<漏電箇所の確認>

1.漏電ブレーカーがOFFであることをまず確認する。

2.安全ブレーカーをすべて下げる。(アンペアブレーカーはON状態のまま)

3.漏電ブレーカーをONにする。

4.安全ブレーカーのスイッチをひとつずつ上げていき、漏電ブレーカーの

 状態を見る。

5.安全ブレーカーを上げている途中で再び漏電ブレーカーが落ちたら、

 そこが原因である可能性が高い。

場所が特定できたら、それ以外の場所は電気を復旧させても問題ありません。

漏電してしまうと、どのような被害がおこるのかいくつか紹介します。

●感電

身体が水や汗などで濡れていると電気が流れやすくなり、

危険性が高まってしまいます。

●火災

漏電によって発生した火花がホコリなどに燃え移り、発火が起こる

ことがあります。コンセント周りは定期的に掃除しておくようにしましょう。

<各電化製品の電流の目安>

※値は一般的な使用電流の目安です。

・テレビ(40型液晶):1~1.2A ・ノートパソコン(13インチ):0.2~0.4A

・電子レンジ(500W)/オーブンレンジ:10~13A

・IHクッキングヒーター:10~30A ・電気ケトル:6~15A

・冷蔵庫(300L):0.3~0.5A ・ドライヤー:7~12A

・洗濯機(ドラム型):2~3A ・LED照明:0.07~0.5A

・電気ストーブ:9~10A ・こたつ:1~2A

漏電ブレーカーの復旧方法!それでも復旧しないときの対処法

先に説明した対処法で復旧しなければ、以下の問題の可能性が

ありますのでご紹介していきます。

●停電の可能性

”停電が起きる”イコール”ブレーカーが落ちる”ということではなく、

ブレーカーが落ちていないのに停電することがあります。

分電盤を確認しブレーカーが落ちていないようであれば、窓から外の

状況を確認してみましょう。近隣の家や信号機などの電気が消えていれば

その一帯で停電が発生していることになります。

●落雷が原因

落雷から発生する過剰な電圧から建物を守るために、漏電ブレーカーの

機能としてブレーカーが下がってしまうことがあります。

下がってしまっても、ブレーカーを上げるだけで復旧することができるので

心配はいりません。

●ブレーカーの故障

ブレーカーの老朽化もしくは寿命で、勝手にブレーカーが下がってしまって

いるかもしれません。一般社団法人日本電機工業会では、使用開始から

15年を過ぎていると更新をするように言われているので、一度点検して

もらうことをおすすめします。

アンペアブレーカー、安全ブレーカーが下がっている場合は電気の使いすぎ、

漏電ブレーカーは建物内のどこかで漏電が発生している可能性があります。

電気は私たちの生活を支えてくれている反面、使い方を誤れば

身の危険にさらされてしまうこともありますので、しっかり点検してもらう

ことをおすすめします!

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