大学生活が進んでいくと、直面することになる「就活」です。
多くの人が就活に取り組んでいく中で、「就活をしない」選択をした場合、
どのような未来が待っているのでしょうか?
就活をしない場合のメリットやデメリットについてまとめました。
また、「就活がつらい」と感じている方は多いと思います。
就活は大変なものです。つらいと感じるのは仕方のないことではありますが、
それを克服する方法はあります。
つらいと感じる気持ちを払拭するための方法も紹介します。
就活で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
就活をしないまま卒業すると…

就活でつまずいてしまう人の多くは、最初はやる気も満々だったのに、
思うように就活が進まず、納得のできる結果が出ない状況が続く。
そのうちに、「どうして就活を続けているんだろう?」「就活を続けたくない」と
思うようになってしまうことが多いようです。
他にも、自分のやりたいことがわからない人も、就職活動をしない選択や、
就職活動を中断するという選択をとる場合があります。
自分のやりたいことがはっきりとわかっていない状況では、なぜ就活を
やっているのか・やらないといけないのかについてわからなくなり、
就活を中断したり、しないという選択をする傾向にあります。
では、就活をしないメリットはなんでしょうか。いくつか紹介します。
≪大学生活を満喫できる≫
一般的に就職活動は、大学4年生の6月に開始となっていますが、実際には
その前に、自己分析や企業研究に時間を費やしたり、インターンシップや
OB訪問を行うことが必要です。
そのため、少なくとも3年生の夏前から就職活動に向けた準備をしていく
ことが必要となります。
中には2年生のうちから動き出している学生もいることから、4年間しかない
大学生活の中で、就活に費やす時間は膨大です。
しかし就活をしなければ、それらの時間を大学の勉強や自身の研究、
課外活動等に使うことが出来るため、大学生活を十分満喫することが
できます。
≪卒業後、時間を自由に使える≫
就活をせずに一般の企業に就職をしなかった場合、大学の卒業後も自由に
自分の時間を使うことができます。
企業に入ると、決められた就業時間や休暇の中での生活となるため、
その枠からはみ出して生活することはできません。
しかし、起業をしたり、その他自分で生活をしていくのであればどの時間に
何をするのかを全て自分で決めることができます。
その分、自分で自分を律することが必要ですが、自分のやりたいことを
やりたい時間に出来る生活は魅力的ではないでしょうか。
≪会社員では経験できない体験ができる≫
就活をせず、一般の企業に就職をしなかった場合、普通に会社に入って
働く選択をした人には経験することのできない体験をすることができます。
起業をしたり、フリーランスとして活躍していく中での経験は、もちろん、
楽しく充実したことばかりではないかもしれませんが、これらの経験は自分の
力で人生の中でかけがえのない経験となることは間違いなしです。
次にデメリットを紹介します。
≪新卒一括採用の流れから外れてしまう≫
就活をしないことによる一番のデメリットは、現在の日本で主流となっている、
新卒一括採用の流れから外れてしまうことです。
日本での就活において、新卒ブランドはとても大きな力を持っており、
自分にとっても新卒一括採用というチャンスは一度きりの貴重なものです。
新卒と既卒・第二新卒では、どうしても内定の取りやすさが変わってしまい、
新卒一括採用の流れから外れた後の就職活動は想像以上に大変です。
≪就活を通して学ぶ機会を失ってしまう≫
就活には、「大変なもの」「辛いもの」というマイナスのイメージを持って
しまいがちですが、見方を変えると、就活というのは自分と真剣に向き合い、
挑戦する成長の機会です。
自己分析や面接を通して自分について考え、それを他者に伝えていくことで
学べることも多いです。
≪卒業後の収入が不安定になる≫
就活をせずに大学を卒業した場合、学生生活が終わった後の収入が不安定に
なることも、デメリットとして挙げられます。
フリーランスになる場合も起業をする場合にも、フリーターやその他
ボランティアとして活躍していく場合にも、会社員のように毎月安定した
お給料がもらえることは稀です。
自分の時間で自由に生活ができたり、自分のやりたいこと・好きなことを
しながらいきていけるというメリットがある反面、生活の基盤となる収入が
不安定になってしまうことで不安を感じてしまう点は要注意です。
今就活がつらいと感じている人へ

「就活がつらい」と感じているのであれば、今すぐそれに対処していかなければ
なりません。
つらいと感じたまま闇雲に就活を続けても成果を上げることは難しいですし、
成果が出ないのは頑張る方法を間違えている可能性もあります。
就活は簡単に攻略できるものではありませんし、1つの方法を試している
だけではうまくいかないことも多いです。
就活を攻略するためには、さまざまな方法を試すことが大切です。
つらいと感じたときこそ、すべきこと、考えることを知って、つらい気持ち
にも上手に対処していきましょう。
つらいと感じた時の対処法についていくつか紹介したいと思います。
≪友人や家族に相談する≫
就活がつらいときは、友人や家族に相談することも大切です。
就活は周囲と比べず、自分自身の指標を持って取り組むことが大切ですが、
それは周りを頼ってはいけないのではありません。
つらい時には自分ひとりで抱え込まず、周囲の人に相談してみることが大切です。
友人や家族に話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなりますので、時には
弱音を吐くことも考えましょう。
相談してみることで、アドバイスがもらえる場合もあります。
誰かに話すことで状況は好転することが多いので、話しやすい人を見つけて
相談してみましょう。
≪自己分析をしてみる≫
就活をつらいと感じる人の多くは、就活に行き詰っていることが多いです。
行き詰まりを感じているのに同じやり方で挑戦を続けても効果は得られません
ので、自己分析をもう一度やり直してみるのも大事です。
自己分析は就活の核となるもので、最も大切なものと言っても過言ではありません。何度も失敗し、行き詰ってしまうのは就活の最初の部分、自己分析の方法を間違えている可能性が高いです。
自己分析は一度やればそれで終わりではなく、就活中にも何度もやり直さなければ
ならないものです。
一回の自己分析ですべてがうまくいき、就活を成功させられる人はほとんどいません。行き詰ったときこそ目先を変えてみることが大切ですので、自己分析をやり
直して気持ちを新たに就活に取り組みましょう。
≪ネットから距離を置く≫
ネットはとても便利ではありますが、ツイッターやインスタグラムで常に
ライバルや就活生の状況がわかってしまう今の時代、周りの状況や結果を
あまり気にしすぎてしまうのは要注意です。
もちろんツイッターやインスタグラムで得られる情報もあります。
ただ、細かくライバルや同級生の進捗をチェックして、一喜一憂していると
つらい状況に陥りがちです。
就活に関するネガティブな話で友達と盛り上がってしまうのも逆効果といえます。
≪就活がつらいときは気分転換も大切≫
就活がつらいと感じたときは、無理に就活に取り組もうとするのではなく、
気分転換をすることも大切です。
つらいとネガティブに感じたままでは無理に続けても結果が出ないことが
多いですし、結果が出ないことでさらにつらくなると悪循環になってしまう
こともあります。
就活が上手くいかないと焦ることも多いですが、焦っても上手くいく保証は
ありません。
気分転換してリフレッシュしてから就活に臨んだ方が上手くいくことも
多くあります。息抜きをすることの大切さも知っておきましょう。
就活中はさまざまなことを我慢しなければならず、趣味なども手つかずに
なっている人もいるでしょう。
久しぶりに趣味に目一杯打ち込むのもいいですし、気になっていたことを
新しく始めてみるのもいいでしょう。
好きなことをしていれば、就活でたまったストレスも解消できます。
気の済むまで好きなことに取り組み、気持ちを一新させてから就活に取り組む
ことで上手くいくことは多いです。
最後に、就活は必ずしもしなければならないものではありません。自分の心や
体がどうしても疲れてしまった場合は、立ち止まって休むことも大切ですよ。
まとめ

就活は大変なものです。
感じ方の違いはありますが、少なからず誰しも就活はつらいと感じる
のではないでしょうか。
就活がつらいという気持ちを克服する方法はあります。
何が理由でつらさを感じるのかを知っておけば、それに対処していくことも
できます。
なぜ自分はつらいと感じているのかを、明確にして就活に取り組んでみましょう。