知ってるようで実は知らない?社会的支援の意味を教えて!

人間関係

ニュースや新聞で「社会的支援」という言葉はよく耳にしますよね。

なんとなく聞き流していますが、「社会的支援」の意味って知っていますか?

話の内容や前後の内容で、なんとなくの意味はわかるけど、はっきりと

「社会的支援」の意味を理解している人は多くはないと思います。

そこで今回は、「社会的支援」について意味をまとめました。

また、社会的支援と少し似ている社会資源や社会支援ネットワークについても

一緒に紹介したいと思います。

社会的支援と少し似ている?社会資源とは

「社会的支援」の意味は、様々な支援を必要とする人を、社会前提で支えて

いこう、というものです。

様々な支援を必要とする人とは、子ども・高齢者・障がい者、他にも地域住民

子育てをしている父親や母親、一人親家庭、生活保護者など多様な人が対象です。

対象に制限はありません。いかなる人でも何らかの支援を必要とすれば、

社会的支援の対象者となります。

そのため、社会的支援の支援内容も対象者に合わせて多様な支援となります。

対象者を直接支援する個別支援では、対象者の意向を確認したり、対象者の

家族の意向、身体状況、環境等の情報を収集し、対象者が自立した社会生活を

送れるように個別に支援していきます。

他にも、必要な情報提供や関係機関との調整、紹介等について支援します。

「社会的支援」と少し似ている「社会資源」についても、その意味を紹介

します。

社会資源とは、利用者がニーズを充足したり、問題解決するために

活用される各種の制度・施設・機関・設備・資金・物質・法律・情報・集団・

個人の有する知識や技術等も含めた物的、人的資源の全てを総称していいます。

社会資源の活用を行うことで、支援の対象となる人々のニーズが解消する

事を目指しています。

「社会的支援」は支援を必要とする人を支える支援。「社会資源」は

支援を必要とする人支えるために、活用する物的・人的資源です。

つまり、「社会的支援」をするために「社会資源」を活用するということ

なんですね。

広まりつつある社会支援ネットワークについて

近年、社会支援ネットワークが広まりつつあります。

社会支援ネットワークとは、家族や近隣、ボランティアといった、非専門的な

援助者による援助の輪をいいます。

時には、ここに福祉事務所社会福祉施設の専門家が、かかわることもあり

ます。

しかし、社会支援ネットワークは、まだ新しい概念で明確な定義づけが

なされていません。

社会支援ネットワークは、私たちが、社会生活を送る上で発生する様々な

問題に対して、まずは身近な人間関係で複数の個人や集団が連携することで

支援体制がつくられます。

身近な人間関係の支援体制とは、地域社会に存在する住民や社会福祉関連機関、

施設の専門職、ボランティア等の様々な人により組み立てられています。

私たちが、社会生活を送る上で発生する様々な問題は、1つ1つ違います。

そのため、一人ひとりの問題に応じた個別のネットワークの形成が必要になります。

個別のネットワークを形成するうえで、社会支援ネットワークは、

いくつかのサポートシステムに分かれて支援が提供されています。


 ・家族、隣人など「自然発生的に存在するサポートシステム」
 ・セルフヘルプグループなど「意図的につくられるサポートシステム」
 ・専門機関など「社会制度化されているサポートシステム」

これらのサポートシステムのそれぞれが連携、情報共有しながら支援の

ネットワークをつくり支援していくことが社会支援ネットワークになります。

社会支援ネットワークとして近年広がっている活動として、地域活動が

あります。

地域によっては、 気づきのためのネットワークづくりなどの活動をしているところ

があります。

生活に困っている人を早期に発見し、必要な相談支援につなぐためには、身近な

人が、「気づき」、「支援につなげる」ことが最も効果的です。

そのためには、一人ひとりが、相談窓口の周知や、支援機関など幅広く理解を

進めていき、支援者等に つなげていく重要性について、知ることが必要です。

そこで地域単位で、相談支援機関だけでなく、関係機関と連携し、地域で困りごと

を抱えている人を早期に発見するためのネットワークづくりを進めています。

地域での支援のためのネットワークづくりが大切なのには理由があります。

私たちが、社会生活を送る上で発生する様々な問題は、多様で複合的です。

そのため、問題を抱える人を包括的に支援するためには、幅広いニ ーズへの

対応力が求められます。

しかし、相談支援機関だけでの対応や気づきには限界があります。

そこで、様々な支援機関だけでなく、民間団体や住民主体の見守り活動、

居場所づくり等と連携した「支援のためのネットワーク」を構築することが大切

なんです。

また、地域住民の中には専門的知識が少ない人も多いです。

支援を担う人材を養成するため、地域の関係機関が共に学びあう、支援者同士の

交流も重要になります。

このような交流も、社会支援ネットワークのひとつです。

他にも、「認知症カフェ」も社会支援ネットワークのひとつです。

認知症である当事者や家族、知人、医療や介護・福祉の専門職やボランティア

でのスタッフなどが集い、お茶や食事・囲碁や将棋・ゲーム・情報交換や

勉強会など様々なことを楽しみながら、専門的な相談もできる交流の場です。


認知症の方が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるように、地域住民の

認知症に対する理解が深まることを目的として、活動に広がりを見せています。

運営している団体は、社会福祉法人や自治体・NPO法人、個人や地域で

立ち上げているケースなど様々です。

まとめ

社会的支援を行う上で、まずは、身近な人が「気づき」、「支援につなげる」

ことが最も効果的です。

そのためには、「地域におけるネッ トワークづくり」、「社会資源の把握・

活用・創出」、「地域住民の理解促進」 という3つの取組が重要です。

それぞれが、お互いに作用しながら、取組を進めることで、お互いに支え合える

社会ができる第一歩になります。