味覚障害の原因はストレスだった!症状や治し方をチェック

病気

最近、何も食べても味が感じない。

皆がおいしそうに食べている物でも、まずく感じる。

そんな症状ありませんか。もしかするとその症状、味覚障害かもしれません。

味覚障害は特別な病気ではありません。

今回は、味覚障害の原因やセルフチェック、治療の方法などをまとめました。

自分は味覚障害かも?と感じている方は必見です。

もしかして味覚障害?セルフチェックと治し方

味覚の感度が低下したり、消失したりする状態が味覚障害です。

甘味、酸味、塩味、苦味、旨味などの味覚が低下したり、何を食べても味を

全く感じなくなることもあります。

また、口の中に何もないのに塩味や苦味を感じることや何を食べても

まずく感じてしまうことなどの症状もあります。

このように本来の味と違った味がすることも味覚障害です。

≪味覚障害の原因≫

【偏った食生活による亜鉛不足】

偏った食生活によって食事からとる亜鉛の量が不足すると、舌の表面にある

味を感じる細胞(味蕾・みらい)の新陳代謝が十分に行われなくなるため、

味覚障害があらわれます。

また、食品添加物の中には食品に含まれる亜鉛が体に吸収されるのを

妨げるものがあるといわれています。

【高齢による味覚の減退】

加齢とともに味を感じる感覚器の機能が低下することによる味覚障害が

増えています。

近年では60歳代から70歳代をピークに味覚障害を訴える人が増加し、

65歳以上のいわゆる高齢の患者さんが味覚障害の約半数近くをしめる

状態になっています。

【嗅覚の低下をともなう味覚の低下】

風邪などで鼻詰まりを起こしているときに、食べ物の味が分からなくなる

ことがあります。

これは、味覚と嗅覚が密接に関係していることによります。

口と鼻から味とにおいの情報が脳に送られ、一つに統合されることによって

風味を味わうことができるので、嗅覚が低下しているときは味覚障害が

起きやすくなります。

【ストレスによる舌の表面の異常】

舌の表面には、舌苔(ぜったい)という白い苔のようなものが薄くついています。

これは舌の細胞がはがれたものや食べ物のかす、細菌、白血球の残骸などが

堆積したものです。

この舌苔(ぜったい)が、疲れたりストレスが強いとき、に厚くなったり、

色が変わることがあります。

舌苔が厚くなったり、色が変わると、舌の違和感や味覚障害があらわれます。

【薬の副作用やがんの治療】

降圧薬や精神疾患薬、鎮痛・解熱薬、抗アレルギー薬、消化性潰瘍治療薬など、

多くの薬が味覚障害の原因となります。

また、がん化学療法を受けている人の3~5割に味覚障害があらわれ、

吐き気や食欲不振をともなう例が多くみられます。

頸部から頭部にかけてのがんで放射線治療を受けている人の場合は、

そのほとんどに味覚障害があらわれ、唾液の分泌の減少や口の中の痛みを

ともないます。

【味覚障害の原因となる主な疾患】

口腔内の異常により味覚障害を起こす主な疾患は、舌炎や

口内乾燥症(ドライマウス)などです。

味覚障害を招く疾患には、貧血や消化器疾患、糖尿病、肝不全、腎不全、

甲状腺疾患などがあり、味覚を伝達する神経経路が異常をきたすことで

味覚障害を起こす疾患には、顔面神経麻痺や脳梗塞・脳出血、聴神経腫瘍、

糖尿病などがあります。

まとめると、味覚障害の主な原因は、「加齢」、味を感じる細胞の

再生を促す「亜鉛」の不足、口腔内が乾燥する「口腔疾患」、鼻づまりや

アレルギー性鼻炎などによる「風味障害」、糖尿病や腎臓・消化器などのさまざまな病気の「合併症」、「薬の副作用」、ストレスによる「心因性」などです。


味覚障害になると、食の楽しみが減るばかりでなく、食欲不振から栄養不足に

なったり、味付けが濃くなって塩分や糖分をとりすぎたりと、栄養障害の

危険性も高くなるため、早めに受診し、対処することが大切です。

≪味覚障害セルフチェック≫

  • 調味料を多く使うようになった
  • 食べていないときも口の中に苦味などを感じる
  • 何を食べてもまずく食欲が低下し体重が減った
  • いつもと違う味がする
  • 塩味がとがった感じがして不快に思う
  • 何を食べても味がまったくしない
  • 特定の味がしない
  •  

調味料を多く使うようになれば、味を薄く感じるようになる「味覚障害」の

サインかもしれません。


また、味覚が薄くなる変化もあれば、まったく違う味に感じてしまう変化も。

放っておくと、濃い味付けをするようになり、高血圧から心筋梗塞や脳卒中の

リスクも上がります。

食欲減退から栄養不足に陥るといった、大きく健康を損なうことにつながり

かねません。チェック項目にひとつでも当てはまるものがあれば、

医療機関を受診しましょう。

味がわからない、味が薄く感じるなど「味覚障害」の治療の基本は、

まず亜鉛を十分とることです。

食事で十分にとれないときは、サプリメントや亜鉛製剤という薬が処方

されることもあります。

不足している亜鉛を補うことで、味を感じる細胞の再生を促し、味を感じ

やすくします。

ストレスなどの心因性の場合は、抗うつ薬や抗不安薬を使うなど、心の治療を

行うことで味覚障害が改善します。

薬の副作用で味覚障害が起こっている場合には、担当の医師と相談しながら、

服用中の薬を見直し、場合によっては薬を中止することもあります。

自分の味覚が少しおかしいと感じた時は

味覚が少しおかしいと感じた時は、日常生活でできる予防法を取り入れて

みましょう。

まずは、バランスの良い食生活で亜鉛不足を防ぐことです。

1日に必要な亜鉛の量は約15mgですが、日本では多くの人が不足している

といわれています。

魚介類のカキをはじめ、ごま、海藻、大豆、ブロッコリーなど亜鉛を多く

含む食品を積極的にとり、できるだけ添加物の少ない食事を心がけましょう。

また、摂取した亜鉛が効果的に働くためには、日頃からビタミンやミネラル、

たんぱく質をバランス良くとることも重要ですよ。

また、ストレスを多く受ける環境にある方は、出来る限りストレスを取れい除く

ことが大切です。

自分だけではストレスに対処できない時は、早めに心療内科などに相談しに

いくことをおすすめします。早めの対処が早期治療のポイントです。

≪病院で診察を受ける≫

味覚障害は歯科で対応できる場合もありますが、専門的な検査や治療は

主に耳鼻咽喉科が行っており、味覚専門外来を設けている病院もあります。

倦怠感や立ちくらみ、口が渇く、食欲不振などの症状をともなう場合は、

内科を受診しましょう。

また、他の疾患で治療を受けている人は、主治医に相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。セルフチェックをしてみて、もしかして・・・と

感じた方はいらっしゃいましたか?

味覚障害は発見が遅くなりがちです。すこしでもおかしいと感じた場合、

早めの対処や病院受診をおすすめします。