マダニに刺されるとどうなる?症状や対処法など

ペット

最近ニュースでも時々耳にする「マダニ」。

マダニに刺されて死亡したというニュースもありました。

マダニは日本全国に分布しています。

私達の身近にもマダニはいるんです。

今回は、マダニに刺されたときの症状や刺された時の対処法などについて

紹介したいと思います。

マダニは、刺されてかゆいだけじゃないんです、怖いのは感染症なんです。

マダニが媒介する感染症についてもまとめました。


マダニに刺されたときの症状:かゆみ以外の感染症にも注意

マダニは、成虫は体長が3~8mmほどあります。

アレルギーの原因となるチリダニ(0.3~0.4mm)や、夏場に室内で刺されて

痒くなるツメダニ(0.3mm)などとは違い、肉眼で見ることができます。

また、マダニは吸血し、飽血(満腹状態)になると、10~20mm程度の

大きさになります。


春から秋にかけて活動が活発になりますが、温暖な地域では冬でも活動しています。日本全国に分布しています。


特に野生動物が生息する自然環境が豊かな場所に多く生息します。

市街地周辺でも自然が豊かであれば、畑やあぜ道などにも生息して

いることがあるんです。

マダニに刺されたときの症状です。

マダニの唾液には麻酔様物質が含まれており、咬まれた直後は気が付かない

ことが多いようです。

2~3日すると掻痒感、灼熱感、軽度の痛みを感じる方もいます。

しかし、1週間しても気づかない方もいます。

たとえ気づかなくても、7日間ほど(10日間以上のこともあります)で

飽血(満腹状態)すると、自ら離れます。

マダニに刺されたことによる症状で痒み以外にも怖い症状があります。

それは、マダニが媒介する感染症なんです。

状態によっては、死亡するケースもあります。

マダニに刺されて起こる感染症にはいくつかあります。

今回は以下の感染症を紹介したいと思います。

・クリミア・コンゴ出血熱ウイルス

・ダニ媒介脳炎

・ライム病

・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

・日本紅斑熱

≪クリミア・コンゴ出血熱ウイルス≫

ウイルスによる出血熱を特徴とする感染症です。

このウイルスは、哺乳動物とマダニの間で維持されていますが、ヒトは

ウイルスを有す るマダニに咬まれたり、ヒツジなどの家畜を解体する

作業中に血液に触れたりした場合に感染します。

患者体液との直接的接触でも感染することがあります。特異的な治療法はなく、

死亡率の高い感染症です。

≪ダニ媒介脳炎≫

ウイルスを保有するマダニに刺咬されることによって感染する疾患です。

ダニ媒介脳炎ウイルスはヨーロッパ亜型、シベリア亜型及び極東亜型に分類されます。
日本では1993年以降、北海道において発生が確認されています。

≪ライム病≫

マダニに咬まれた部位に赤色の丘疹が生じ環状に紅斑が広がっていく

というものです。

また、その際に、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、全身倦怠感などの

症状を伴うことがあります。

その後、病原体が全身に拡がるのに伴い、重度の頭痛や首筋の硬直、

咬まれた部位以外の発疹、関節痛や関節の腫れ、筋肉痛、動悸や不整脈、

めまいや息切れ、神経痛、手足のしびれや痛み、脳や脊髄の炎症、記憶障害など

多彩な症状が現れます。

感染から数か月ないし数年を経て重症化すると、皮膚症状や関節炎、脊髄脳炎

などが悪化し死亡することがあります。

≪重症熱性血小板減少症候群(SFTS)≫

主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染する

ダニ媒介感染症です。

発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主張とし、

ときに、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状、

呼吸困難、歯茎からの出血や下血、意識障害などもみられます。


SFTSウイルスに対しての有効なワクチンはありません。

≪日本紅斑熱≫

病原体を保有するダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。
近年、国内で年間200件を超える発生報告があり、死亡者も報告されています。

頭痛、発熱、倦怠感、発疹などがみられます。

もしもマダニに刺されたら!対処法を知っておこう

もしもマダニに刺されてしまった時の対処法を知っておきましょう。

マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、

長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血します。

そのため、咬まれたことに気がつかない場合も多いと言われています。

吸血中のマダニに気が付いた際、無理に引き抜こうとするとマダニの

一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする

おそれがあります。

絶対自分で無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科)で

処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらいましょう。

また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の

症状が認められた場合は医療機関で診察を必ず受けましょう。

マダニは全国どこでも私達の身近にいます。

まずは、マダニに咬まれないように注意することが大切です。

特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が

高まります。


草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、

・長袖(シャツの裾はズボンの中に入れる)

・長ズボン、(ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)

・足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)

・帽子・手袋を着用する。

・首にタオルを巻く

等、肌の露出を少なくすることが大事です。


服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がおすすめです。
虫よけスプレーも活用しましょう。虫除け剤の中には服の上から用いる

タイプがあり、補助的な効果があると言われています。

また、屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認しましょう。

特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)

などがポイントです。

まとめ

マダニは身近にいるダニです。

公園の草むらや歩道の草についている場合もあります。

また、ペットを散歩させた際にペットにくっついているなんてことも。

キャンプなどで山に入った際はもちろんですが、日々の生活でもマダニに

注意して生活しましょう。 もし刺されてしまっても、慌てず、すぐに病院受診をし