昔の高齢者といえば、穏やかで分別の分かる優しいイメージでしたが、最近の高齢者はマナーが悪く、トラブルのニュースなどを見ると大抵、高齢者と呼ばれる年齢であることが多いような気がします。
公共の場でのマナーをわきまえず傍若無人に大きな声で怒鳴っている高齢者もよく見かけるようになりました。
「お年寄りには優しく」なんていうのは当然ですが「品格のない高齢者」では、優しい気持ちもなえてしまいます。
今やお年寄りが人生の先輩でお手本である…なんて時代は終わってしまったのでしょうか?
ここでは高齢者のマナートラブルの例や若者より悪いお年寄りについて紹介したいと思います。
高齢者のマナートラブル例
日常、生活していると、高齢者のマナートラブルを良く目にします。
その時間帯は1席か2席、空いてるかな?というような状況で、
バスの運転手さんは「乗って空いてなかったら降りてかまいませんので、ご自分で確認してもらえますか?」とその高齢者の女性に伝えていました。
すると「荷物もってるから、確認できないって言ってんだよ!お前、なんて名前だ!会社に通報するぞ!」と必要に聞いてきたのです。
そこで多少の言い合いになり、バスの時間も遅れる始末・・・本当に迷惑な高齢者でした。
とても怖く、楽しい気分が一変して不快な思いをしたことを覚えています。
また三重県では車を追い越しした車を止めて暴行し逮捕された事件などもあるようです。
コールセンターによっては、なんと7割弱が高齢者の場合もあるというケースもめずらしくないそうです。
友人は、「高齢者なのに、よくこんなに怒ることがあるなぁと感心する」と言っていました。
あまりにも炎上させすぎて、一時ネットの掲示板で要注意人物として実名がさらされた人もいるほどです。
今や人生100年時代からすると、高齢者という年代は長く、若い人も多くなる昨今、このように高齢者のマナートラブルは後を絶ちません。
どのように対処していったらいいのでしょうか?
若者よりお年寄りの方がマナーが悪い?
以前、中高年のマナーについてこんなつぶやきが注目を集めました。
若者「すいませんコピーしたいんですがやり方教えてもらえますか?」
店員「はい、わかりました」
これが
中年「おい!コピーしたいんやけど!」
店員「はい、コピー機でしたらあちらにー・・・」
中年「やり方わからんから聞いとるんや!言われんでもやれや!!・・・ったくどういう教育されとんねん・・・
このつぶやきに共感している人が多いということは、中高年以上の人のマナーが悪いなと感じている人が多いという事です。日本民営鉄道協会が出した2018年に発生した駅員などに対する暴力行為によると、23.3%が60代以上が最も多く、20代以下は16.5%と30代に次ぐ低い数字となっています。
60代以上という枠になっているので、それ以下の年代が10歳刻みであるのに対し、まとめられているという事もありますが、働いていたり、通学に毎日電車を利用する10代~50代に比べると多いのではないでしょうか?
この結果に女性の高齢者は否定的な意見が多くみられるのですが、男性の高齢者は以前に比べ怒りやすくなった、自分勝手な行動が増えたなどの意見が上がったそうです。
定年まで会社一筋で30年、40年と仕事をしていた人は仕事しかしてきておらず、それ以外の脳の何割かの機能が落ちている事がおおく、周りの人に注意を向けることが出来なくなっているそうです。
そして、会社から退職し、社会から孤立することで孤独を感じている人も多く、脳が衰えてきていることもあげられるのです。
日本民営鉄道協会(http://www.mintetsu.or.jp/association/news/2018/13513.html)
さいごに
これらのことを踏まえ、相次ぐ高齢者によるマナートラブルは回避できるのでしょうか?
この数十年で一気に情勢は変わり、核家族化が進み、昔の常識が通用しなくなった今、孤独を抱えている高齢者は増加の一途となっています。
高齢者にも自ら暇となった時間を充実したものに変えていく努力も必要ですし、そんな高齢者の気持ちも多少は察し、対応していく若者側の配慮も必要になるかもしれません。
そして、今の高齢者が自分の未来とならないよう反面教師とすることで、マナーの悪い高齢者が減っていくようにしたいものです。