これってもしかして甲状腺がんかも!?初期症状での見分け方

病気

甲状腺は年配の女性に多い病気で甲状腺がんにかかったときの見分け方を知ることで
早めに治療ができます。
症状や甲状腺がんにかかっているか確認方法について紹介します。

甲状腺の病気にはどんな初期症状があるの?

① 甲状腺とは?

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にあって蝶が羽を広げたような形をしている重さ10~20g程度の小さな臓器です。

・甲状腺は、からだの新陳代謝を調節する「甲状腺ホルモン」というホルモンをつくる大事なホルモンです。

※新陳代謝は、脂肪などを燃やして必要なエネルギーをつくる働きや古くなった細胞を新しい細胞につくる働きがあります。

からだを成長させたり機能を維持したりすることです。

甲状腺の場所

甲状腺ホルモンは生きるために必要なホルモンで、ホルモンがなくなると1~2カ月ぐらいしか生きられないので早めの治療が大切です。

② どんな症状が出るの?

甲状腺機能低下症は初期症状がほとんどないが、甲状腺機能低下症の症状について紹介します。

・目の上やまぶたが腫れる。
・声がかすれる。
・声が低くなり、皮膚がカサカサになる。

甲状腺ホルモンが減ると起こる症状

・指で押してもすぐ皮膚が元に戻らない。(まぶたなど)
・やる気がなくなる抑うつ症状がある。
・忘れっぽく新しいことが覚えられない。
・皮膚が乾燥する。
・食欲がないのに体重が増える。
・脈がゆっくりになる。
・生理が毎月こなくなる。
・歩く走っただけで息苦しく感じ、疲れやすくなる。

③ 甲状腺がんの種類や症状

乳頭がん

割合甲状腺がん全体の約90%
自覚症状はない。
しこりは固い
発症する年齢層は10代から高齢者までと幅広い。

症状
・ゆっくり進行するがんで若い女性に多く、リンパ節への転移が多いが甲状腺と甲状腺のまわりのリンパ節を取り除く手術を行うと転移はしません。
高齢者の人がかかるとがんが転移する可能性があります。

濾胞(ろほう)がん

割合甲状腺がん全体の約5%
自覚症状はない。
しこりはやわらかい
発症する年齢層は30代から高齢者になります。

特徴
骨や肺へ転移しやすい性質のがんです。
他の臓器に転移がなければ、甲状腺と甲状腺のまわりのリンパ節を取り除くことで、予後は良好です。
転移があるときはあまり良くありません。

髄様(ずいよう)がん

割合は甲状腺がん全体の約1~2%
自覚症状はない。
しこりは固い
発症する年齢層多くは30代以降にかかりやすい。

特徴
カルシウムの量を調節するカルシトニンと呼ばれるホルモンを分泌する細胞が、がん化したものです。
遺伝が関係やそうでないものがあり、乳頭がんや濾胞(ろほう)がんよりも進行が速く、リンパ節や骨、肝臓に転移しやすいです。
甲状腺と甲状腺のまわりのリンパ節を取り除く手術をします。

未分化がん

割合は甲状腺がん全体の約1~2%
自覚症状
痛み、声のかすれがありしこりは固い
発症する年齢層は40代以降、高齢者に多いです。

特徴
悪性度が高く、進行も速く予後が悪いがんで肺や骨などに転移しやすい性質があります。
男性に多い症状で手術とからだの外から放射線を当てる治療や薬による治療を行います。

悪性リンパ腫

割合甲状腺がん全体の約1~5%
自覚症状
甲状腺の腫れ、声のかすれてしこりは固い
発症する年齢層40代以降です。

特徴
血液・リンパのがんが、甲状腺にできたもので、長い間橋本病にかかっている患者さんに多く体の外から放射線を当てる治療、薬による治療が行います。

④ 甲状腺ホルモンの分泌のしくみ

甲状腺ホルモン分泌量が正常なとき

脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンは甲状腺を刺激します。
甲状腺刺激ホルモンが分泌されると、甲状腺から出る甲状腺ホルモンは、体の中にあるヨウ素を使って作られています。
脳下垂体は体内の甲状腺ホルモンを感知して、分泌量を必要な分だけ調節しています。
甲状腺ホルモン分泌量が過剰なとき

血液中の甲状腺ホルモンが過剰になると、脳下垂体は感知して甲状腺刺激ホルモンの分泌を減らし甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが減少します。

甲状腺ホルモン分泌量が不足しているとき

血液中の甲状腺ホルモンが足りなくなると、脳下垂体はそれを感知して甲状腺刺激ホルモンの分泌を増やします。
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが増えます。

甲状腺の病気は何科に行くのが正解?

甲状腺のトラブルで現れる症状の中は、他の病気の症状と間違われやすいです。
甲状腺機能低下症は、肝機能障害が出るときがあり肝臓の治療をしても症状が改善されません。
薬を飲んで治療しても効果がないときは甲状腺の病気にかかっている可能性があります。

甲状腺の病気を診察してもらうには、内科、内分泌、代謝を受診しましょう。

婦人科や内科、心療内科などを受診しても症状が改善しないときは、かかりつけのお医者さんに相談して、甲状腺ホルモンの値を測り甲状腺の病院に行くことをおすすめします。

まとめ

甲状腺がんは年配の女性に多い病気ですが、がんができた部分によっては症状が出るのが人それぞれ違います。

甲状腺がんの症状はうつ病や他の症状と似ているため薬を飲んでも治らないときは、甲状腺の病気になっている可能性があります。

甲状腺専門に行って診察をしてもらいましょう。