【甲状腺のトラブルいろいろ】病気の種類と初期症状

人間関係

「甲状腺」って一度は聞いたことがあると思いますが、これが身体の中でどんな役割を果たしているのか知っていますか?

甲状腺は、のどぼとけの少し下にある小さな臓器になります。

その小さな臓器で、甲状腺ホルモンである`T3‘と`T4’という二種類のホルモンを生成します。
それらのホルモンによって全身の細胞に活力を与え、体のエネルギーをどれくらい燃やすか、ストレスホルモンに対してどう反応するか、などをコントロールしてくれているのでした。

この小さな臓器が通常より活発になったり、逆に低下してしまったとき、甲状腺トラブルへと繋がってしまうのです。

では、甲状腺トラブルが起きたとき、私たちの身体にどんな症状として現れるのでしょうか?
その症状と代表的な病気をご説明していきます。

甲状腺の病気の種類は?初期症状での見分け方

甲状腺の働きが必要以上に活発化しているときと低下しているときに甲状腺トラブルは、起きてしまいます。
この甲状腺の働きが必要以上に活発化していることを「甲状腺機能亢進症」と言い、甲状腺の機能が低下していることを「甲状腺機能低下症」と言います。

① 甲状腺機能亢進症

甲状腺が必要以上に活発になってしまうと甲状腺機能亢進症となり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまします。
その結果、全身の代謝が高まり、以下の症状が現れることがあります。

甲状腺が腫れる・指先が震えたり、手足に力が入らなくなる・汗がかきやすくなる・体重の増減・疲れやすい・情緒不安定になる・集中力が低下する・爪の先が白くなる・月経の量が少なくなる、もしくは生理周期が乱れる・眼球が飛び出しているように見えたりしてしまいます。

症状が見られたときに注意すること

甲状腺が必要以上に活発化しているときは、代謝の作用が過剰になっていると言うことです。
なので、食べても太ることはなく、汗をたくさんかいてしまうので、3度の食事と水分を十分に摂るようにしてください。

また、海藻類の摂り方にも注意しましょう。

海藻類には、甲状腺ホルモンを生成するヨウ素をたくさん含んでいるので、食事をするときは控える方が良いと言われています。

② 甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌が少なくなってしまったことで、甲状腺機能低下症を患い、心身の働きが低下してしまします。

その結果、甲状腺が腫れる・体がだるい・無気力になる・物忘れが増える・声がかすれる・むくんでいる・便秘・寒がりになる・肌の乾燥・毛が抜ける・食欲の低下・体重の増加・月経異常、などの症状が現れたりします。

症状が見られたときに注意すること

甲状腺ホルモンの分泌が低下しているときは、代謝が低くなっている状況にあります。

なので、あまり食事をとらなくても体重が増加してしまので、カロリーを抑えたバランスの良い食事を心がけましょう。

便秘になる方も多いので、食物繊維を意識して摂るようにしてください。
先ほど、海藻類は甲状腺ホルモンの材料になると先述しましたが、海藻類は普段の食事で摂る量で問題ありません。

また、甲状腺の代表的な病気を挙げるならば、「バセドウ病」と「橋本病」があります。
この病気は、甲状腺に異常をきたしてしまったときに発症してしまう恐れのある疾患です。

バセドウ病は、日本人で「甲状腺亢進症」を発症している人の9割以上の方で占めています。
一方で「橋本病」は、甲状腺機能の低下によって、ホルモン分泌が不足するのが「甲状腺機能低下症」によって発症してしまいます。
どちらも甲状腺の全体が腫れる症状が現れます。

他にも炎症が原因として起こる「亜急性甲状腺炎」、「急性化膿性甲状腺炎」、「慢性甲状腺炎」などの疾患や甲状腺に結節、腫瘍ができる「結節性甲状腺腫」などがあります。

甲状腺にできた結節や腫瘍のほとんどが良性であることが多く、万が一悪性の腫瘍であったとしても、他部位にできた腫瘍よりも比較的治りやすいと言われています。

甲状腺の病気は何科に行くのが正解?

甲状腺にトラブルがあるのを感じたときは、「内科」を受診する、内分泌・代謝を扱う専門医のいる病院へ行くと良いでしょう。

しかし、甲状腺トラブルによって現れる症状は、他の疾患と間違われることがあります。
なぜなら、更年期障害やうつ病、認知症などの疾患は、甲状腺トラブルの症状と類似しているからです。
そのため、病院を受診しても症状が改善されないことが起こりえます。
そのようなときは、甲状腺ホルモンの値を測定する検査を受けてみてください。

さいごに

甲状腺トラブルは、女性に多く見られる疾患と言われています。
その発症する原因については、「女性ホルモンや遺伝などが関係しているのではないか」と言われていますが、実はその理由は判明されていません。
ただ、自己免疫における疾患は女性の方が多い疾患とされているので、甲状腺トラブルも同じように女性に多く発症してしまうのかもしれません。