キラキラネームを改名したい!そんなことってできるの?

マナー

名前は、親御さんからもらったはじめての贈りもの。
産まれる前からどんな名前にしようかとみなさんの親御さんも思い馳せらせてきたことでしょう。

しかし、一生に一度しかもらえないはずの名前が「キラキラネーム」だったせいで悩みがつきない。という人もいるのではないでしょうか。

「キラキラネーム」とは、音読みでも訓読みでも読めないような当て字やイメージでつけられた名前のことを言います。

それでは「キラキラネーム」が理由で、どんな問題がおきるのでしょうか。
それは「キラキラネーム」は、読みにくいことがほとんどのため、一度で名前を読んでもらえないことがあります。

それだけなら、まだいいかもしれません。
名前が原因で笑われたり、イジメに発展することだってあるようです。
たとえ、学生時代に友達に恵まれてイジメに遇わなかったとしても就職活動で躓くことがあると聞きます。

企業の方からみるとキラキラネームがつけられている子は「そんな名前をつけてしまうような親なら常識がないであろう。
その親に育てられた子どもなら、子どもの常識も問題があるのかもしれない。」と言うイメージがあるそうです。

キラキラネームのせいで嫌な思いをしてきたから「改名したい」。
そう考えてしまったあなたのために改名の条件や手続きについてお話していきます。

キラキラネームの改名には法律的な条件がある


キラキラネームを改名するには「戸籍法第107条2項」の法律を理解する必要があります。
この法律を簡単に説明すると「やむを得ない事由、もしくは正当な事由があれば家庭裁判所に許可を得て、その旨を届けること」と定められているようです。

では、ここで言う「やむを得ない事由、もしくは正当な事由」とはどう言った場合になるのでしょうか。

それは、以下のことが挙げられます。
・読みにくい名前である
・世襲名を名乗っている場合
・神官、もしくは僧侶になる場合(帰俗する場合も含む)
・同姓同名がいて、間違われやすい場合
・異性と間違われやすい、または性別を変更する場合
・出生届に誤りがあった
・現在の名前では、過去のトラブルを思い出してしまう場合
このような内容であれば、「やむを得ない事由、もしくは正当な事由」として認められるようです。

キラキラネームが理由以外にも改名出来る例がありましたね。
たくさんの例を挙げましたが、改名するなら「永年使用」理由にするのが一番です。
しかし、これにはキラキラネームを長い時間使用していた実績を残す必要があります。

家庭裁判所の裁判官によって見解はそれぞれですが使用する期間は、7年~10年あれば申し立てが認められる場合がほとんどです。
余談ですが、改名したい理由がキラキラネームということ以外の場合では永年実績が1ヵ月でも申し立てが認められる場合もありました。

キラキラネームの改名に必要な家庭裁判所の許可とは


キラキラネームを改名するための条件を満たしたとなれば、次は家庭裁判所から許可を得るための手続きについてお話しましょう。

申立人は、改名する本人になります。

申し立ては、15歳以上であれば自分で申請を行うことが可能ですが、15歳未満であれば法定代理人(親権者等)が本人に代わって申し立てを行うことになります。

申し立ては、申立人の住所がある家庭裁判所に「名の変更許可申立書」を提出することで手続きが行えます。
提出の際は、申立人の戸籍謄本(全部事項証明書)と変更の理由を証明する資料の添付が必要になります。

※「名の変更許可申立書」は、家庭裁判所のサイトからダウンロード可能です。

改名手続きの費用は、収入印紙800円と郵便切手のみです。
収入印紙は、「名の変更許可申立書」に貼るために使われます。
郵便切手は、連絡用として用意するもので申し立てを行う家庭裁判所に、いくら必要か確認しましょう。
改名にはきちんとした理由が必要になりますが、費用はそれほどかからないようですね。
改名は家庭裁判所に申し立てをします。
申し立てが受理されると1ヶ月以内に面談が行われます。
この面談によって改名の許可、不許可が裁判されていきます。
明確な理由があり、それが認められれば早くて面談当日結果がわかります。
当日に結果が出なければ、数日から1か月くらいかかると言われています。
裁判によって、許可を得たあとにも手続きが残っています。
それは、戸籍に記載されているキラキラネームを変更することです。
これは本籍地、または住所のある市町村区役所に「名の変更届出」を出さなくてはなりません。
届出を提出するにあたっては、審判書謄本のほか,戸籍謄本などの提出を求められることがあります。
詳しくは、提出先の市町村区役所に問い合わせをし、確認してください。

※審判書謄本・・・改名が許可されたことを証明する書類

以上ですべての手続きは完了です。

最後に

キラキラネームを改名するには、永年使用実績を作ることが受理されやすいと言われています。
この基準は曖昧なところでもありますが、他の理由になると申し立ての受理が難しいのが現実です。
改名の申し立ては、一度不許可となったとしても何度でも申し立てすることが出来ます。
しかし、永年使用を一度不許可になってしまうとさらに長い時間、通称名を使用しなくてはなりません。
キラキラネームを改名したいならば、その名前を長く使い続けることが改名への近道かもしれません。