夏の時期に頻繁に発生する毛虫を効率良く駆除する方法!

人間関係

夏の暑い時期は虫が出てきやすいですが、毛虫はよくみかけますよね!?
毛虫を駆除する方法や毛虫が出る時期について紹介します。

安全な毛虫の駆除方法~発生する時期と毛虫の種類を知っておこう

毛虫の種類

毒のある毛虫

① ドクガ

幼虫は35~40㎜で幼齢の頃は頭部が黒で胴は淡いオレンジ色ですが、成長すると黒くなり横や背面にオレンジの縞模様が現れるのが特徴です。

毒があるのは目立った長い毛より内側にある毒針毛と呼ばれる細い毛です。
600万本はえていますが抜けやすいです。
触るとピリピリして痒みがある皮膚炎を引き起こすが2~3週間も継続するので注意が必要です。
死骸や脱皮した皮、抜け落ちた毒毛針に触れても皮膚炎を起こします。

発生する時期

サクラ属、バラ属、クヌギ属など、100種以上の樹木や草花、ウメ、モモ、バラ、ツツジ、フジなど。

幼虫は8月頃にうまれて集団で生活して越冬します、大きくなると分散し、毒も成長と共に強くなります。

② チャドクガ

終齢幼虫は25~30㎜、幼齢の頃は淡黄褐色で、成長すると頭は黄褐色で全体に黒い部分が多くなり横に白い線が入ります。

毒性はドクガに比べると弱いですが、触ると数時間後に赤く腫れて激しい痒みが出ます。

刺された時の痛みはほとんど無いので、症状が出てから気づくことが多いようです。
一度刺されると体の中で抗体ができ、二度目は激しい症状を引き起こすので刺されないようにしましょう。

発生する時期

ツバキ科の樹木であるチャやツバキ、サザンカなど庭木にもよく出て、チャドクガが多いです。

幼虫の発生は、4月~10月に2回、大きくなるまでは集団で生活しています。
チャやツバキ、サザンカの葉に整列している毛虫は、チャドクガと思ってまず間違いありません。
服についた毒針毛に触っただけで症状が出るので注意が必要です。

③ キドクガ

終齢幼虫の体長は30㎜、鮮やかな黄橙色の2本線が特徴です。

ドクガ、チャドクガと同じで毒針毛に触ると、強い痒みがある炎症が起きます。

発生する時期

マンサク、リョウブ、タニウツギ、ケヤキなど、様々な樹木に発生します。

④ モンシロドクガ

終齢幼虫の体長は25㎜程度で、キドクガの幼虫に酷似しています。
頭部近くのオレンジ色の線がY字になってモンシロドクガです。

ドクガ、チャドクガ同様、毒針毛に触れると強い痒みがある炎症を引き起こします。

発生する時期

バラ科、ブナ科などの樹木に発生して、桜や梅の他、リンゴやナシなど果樹の害虫で2~3回出て幼虫で越冬します。

⑤ ヒロヘリアオイラガ

終齢幼虫の体長は20~25㎜、毛虫というよりはウミウシのような姿形で、短い棘が体表に並びます。

棘の付け根の体内には毒の入った袋があり外敵の皮膚に入ります。
触ると激しい痛みが1時間ほど続くが、痒みや発疹が出るのは少ないですが、刺されると一番痛い毛虫です。

発生する時期

バラ科のウメ、サクラ、アンズや、クリ、ヤマボウシ、カエデ類、ヤナギ類などに発生します。

幼虫の発生は夏から秋にかけて1~2回、小さな頃は樹木の葉裏などで集団で生活し、大きくなると分散して、終齢幼虫が繭の中で冬を越えたら蛹になります。

⑥ マツカレハ

終齢幼虫の体長は70㎜程度で背面は銀灰色で腹面が茶褐色の大型の毛虫です。

胸部、頭部に黒い毒針毛を持っているため、触ると激痛が走って腫れ、痒みが1~2週間程度続きアカマツ、クロマツ、カラマツなどに発生します。

発生する時期

幼虫は7月~9月にかけて孵化し、秋になると幹から降りて根際や落ち葉の下などで越冬します。
春になると再び樹に上って葉を食害します。
マツの木にコモを巻くのは、このマツカレハをコモの中に集めて退治するためです。

⑦ ホタルガ

終齢幼虫の体長は25~30mm程度。
透明感のある黄色に黒いラインが特徴です。

毒針毛は持っていませんが毒のある分泌液を出します。
分泌液に触れると約10時間後に痒みを伴った赤い発疹ができ、2日程度続きます。
ヒサカキ、ハマヒサカキ、マユミ、マサキなどに発生します。

幼虫の発生は4月~6月、8月~9月の年2回です。

毒の無い毛虫

① マイマイガ

終齢幼虫の体長は50~75㎜で頭にある目のような一対の紋と、体にあるカラフルな2列の点々模様が特徴です。

ドクガやチャドクガと同じドクガ科の毛虫ですが毒はないです。
毛が硬く触ると指に刺さって痛みを感じることがあり触るとかぶれることがあります。
広葉樹、針葉樹、草花など知られる限りすべての葉を食べます。

発生する時期

幼虫の発生は春から初夏で、孵化するとバラバラに散らばり、糸を吐いて枝からぶら下がり、風に乗って移動するのでブランコケムシだそうです。

② アメリカシロヒトリ

終齢幼虫の体長は30㎜、白い長毛で覆われ、幼齢の頃は淡い黄色で背面に黒い点が2列に並び、大きくなると背面が灰色、側面は黄色になります。

毒はありません。
広食性で、サクラ、ヤナギ、カキ、ミズキ、プラタナス、ポプラなど、様々な広葉樹に発生します。

発生する時期

幼虫は5月~9月の間に2回発生して、幼齢の頃は糸を張った巣の中で集団生活をし、大きくなると分散します。
北米からの外来種で、都市部で多く発生し、街路樹などを丸坊主にして問題になります。

③ オビカレハ

終齢幼虫の体長は60㎜、水色の体にオレンジの線が特徴です。

マツカレハの仲間ですが毒はありません。
ウメ、サクラ、リンゴ、モモ、ナシ、ヤナギなど数多くの樹木に発生します。

「発生する時期」

幼虫の発生は3月~6月で年一回で、4齢幼虫までは糸を張って巣を作り、集団生活を行います。テントケムシ、天幕ケムシとも呼ばれます。

④ ツマグロヒョウモン

終齢幼虫の体長は30㎜、黒い体に鮮やかなオレンジの線、体表のトゲが特徴です。
トゲは体の前半部分は黒く、後半部分では根元が赤くなります。

派手な見た目だが毒はありません。
各種スミレ類に発生し、園芸種のパンジーやビオラも食べます。

「発生する時期」

幼虫は年数回発生し幼虫や蛹の状態で越冬します。
たくさん発生することはなくチョウになります。

⑤ フクラスズメ

終齢幼虫の体長は70㎜、頭、足は黒またはオレンジ、横に黒と白の線があり、背面には白の縞模様が入ります。

派手な見た目だが毒はなくイラクサ科のイラクサやカラムシなどに発生します。

「発生する時期」

幼虫の発生は春から秋にかけて年2回、食草を丸裸にして、餌を求めて周囲を徘徊する姿が有名です。
危険を感じると頭部を上げて緑色の液体を吐きながら、頭を激しく左右に振ります。

毛虫が出るのを防ぐ方法

・毎年発生するときはオルトラン液剤の使用が効果があります。

・樹木は、バラ、サクラ、クチナシ、サンゴジュ、ツバキ類、ツツジ類、マサキ、ハナミズキ、クロトンです。

・幼虫発生の早い時期に樹全体にまきましょう。

・2週間ほど間をあけて2回まくと安心です。

※薬剤を使うときは説明書をよく読みましょう。

チャドクガの卵
卵がついた葉を切り取ってすて、卵にも毒針毛がついている可能性があります。

ヒロヘリアオイラガの繭
木の幹に擬態しているため中に幼虫、蛹が入っています。

ヒロヘリアオイラガの繭
幼虫は繭の中で越冬し蛹になるので、毛虫にならないが駆除しましょう。
ヘラや草削りなどで落します。

毛虫を駆除するための方法~業者への依頼方法から自分でやる場合のおすすめの商品の紹介

ドクガやチャドクガの駆除
ドクガ、チャドクガなど毒針毛を持つドクガ類の駆除に細心の注意が必要です。
肌を出さないように長袖、長ズボン、手袋、帽子、メガネ、マスクなどを着用して作業を行います。
100均で売っている雨ガッパを使い捨て使いましょう。

通常のスプレータイプの殺虫剤などを使うと毒針毛がとんで危険です。
殺虫剤を使うときはガス噴射タイプじゃなくて、霧吹きタイプを使いましょう。
チャドクガ専用の薬を使いましょう。

金鳥、チャドクガ毒針毛固着剤
チャドクガ、ドクガなどの毒針毛を持つドクガ類に効果がある噴射すると固着剤により幼虫は動けなくなります。
ドクガ類の発生している葉や枝を切り取りビニール袋などに入れてすてましょう。

幼虫の発生が出てきたときは、大きな樹木全体に分散していると感じたら専門業者に依頼しましょう。

駆除のときに着た服は、洗濯しても毒針毛は取れません。
服に着いた毒針毛にさわっても炎症を起こすので注意が必要です。
掃除機を念入りにかけて毒針毛を取り除く、50℃以上のお湯で洗う、洗濯したあとにスチームアイロンをかけると毒がなくなります。

「その他の毛虫の駆除」

毛虫が少なければ樹木用の殺虫スプレーが簡単です。
発生が多く範囲が広いときはスミチオン乳剤などの液体殺虫剤を使います。
葉裏などに潜んでいるときもあるので念入りにかけましょう。
※薬を使うときは使い方を確認しましょう。

まとめ

夏場の暑い時期に入る前に自宅にいる毛虫を駆除するためには、毒がある毛虫と毒がない毛虫を見分ける必要があります。
毛虫の種類を確認してから駆除した方がいいですし、たくさん毛虫がいるなら専門の業者さんに頼んではどうでしょうか?