百日咳ってどんな病気?かかってしまったときの治療方法は?

病気

百日咳をご存じですか?基本的には子供の病気と言われていますが

大人も罹かかることがあり、親子共に注意を払う必要があります。

今回は百日咳について、その知るところを解説させていただきます。

症状、感染経路、治療法などなど…基本的知識を身に付けましょう。

百日咳になるとどんな症状が出る?

百日咳とは、百日咳菌の感染により発症する、特有の痙咳発作です。

一度咳き込んでしまうと、なかなか止まらない、止められなく

「ヒューヒュー」という吸気が特徴的な症状の病気となります。

潜伏期間は1週間前後、初期は感冒症状から始まることが多いようで

そこから咳が頻発し、特に夜間は眠れないほど咳き込んでしまいます。

なお発熱はない、または微熱であり、咳だけであることが大半です。

稀に嘔吐や赤ら顔、むくみが起こりますが、ほぼ咳に集中しています。

一般的には子供の病気として扱われており、1歳以下の乳幼児の場合

重症化する恐れがあり、特に警戒する必要があると言えるでしょう。

咳による呼吸の不安定化が起こってしまう為に、チアノーゼを起こし

死亡する可能性もあるからです。

「百日」と言われることから、症状は感冒よりも遥かに長いでしょう。

もっとも回復するまでには長くて2ヵ月程で、実際には60日程度です。

それでも咳としては非常に長く、ぜんそくを疑うケースも少なくなく

やはり病名を明確にするには医療機関の受診が欠かせないでしょう。

なおこれは確率としては非常に低いのですが、百日咳の合併症として

脳炎を起こしてしまうことがあり、その際は最大限の警戒が必要です。

その他、咳き込み過ぎによる肋骨の骨折などもありえるようです。

百日咳は大人でもなることがある!どこから感染するの?

子供の病気として扱われている百日咳ですが、大人でも罹患します。

感染経路としては、咳等の飛沫感染が主たる経路となることから

百日咳に罹かった子供の咳、くしゃみから感染することになります。

ただし大人は、子供より重症化する可能性がずっと低いようです。

必ずしもそうとは言えないのですが、症状の大多数は咳だけに限り

しかも子供のように最大60日前後という長い期間継続する訳でなく

2週間程度で治まることがほとんどと言われています。

しかしこれは、捉え方によってはデメリットとなるでしょう。

もし感染したのが「親が先」となってしまうと、その症状の軽さから

感冒程度に考えてしまい容易に子供に感染させてしまうからです。

先にもありましたが、1歳以下の乳幼児が百日咳に感染してしまうと

重症化する恐れがあり、稀ですが死に至る可能性も否定出来ないので

普段から飛沫感染に対する警戒心を抱いておく必要があります。

咳が出るならマスクをする、自分の体液を赤ちゃんに触れさせない

考えられる予防策を全て取り、百日咳をシャットアウトしましょう。

百日咳の治療方法には何があるの?予防方法は?

最後は治療法についてですが、百日咳は菌による発症である事から

治療にはマクロライド系の抗生物質がよく効くとされています。

よって抗生物質の服用が治療法となるのですが、欠点もあります。

それは、罹患した後症状が最盛期の場合(3週間以上6週間以下)は

抗生物質を服用したところで細菌の増殖が上回ってしまうために

効果がほとんどないという部分です。

逆に3週間以内であるなら、最近の増殖が途上であるためによく効き

症状を幾ばくか抑えられることが期待出来るものと思われます。

つまり、「早期発見早期治療」ということです。

現在は、百日咳菌検出キットというものがあることから特定は容易で

しかも現時点で保険適用となっていますので、簡単に受けられます。

ただし、症状が現れた後体内の細菌がある程度増殖しなければ

検知出来ないという欠点もあるようで、そこだけが難点です。

基本的に4週間以内までには検査を受けないと判定出来ないようで

かと言って早すぎても検知出来ない…3週間以上6週間以下という

限定的な縛りがある中で、見極めがなかなか難しいと言えます。

もっとも、4週間を過ぎてしまった以降であっても、培養検査とか

血液検査などで判定は出来るようですが…結果に時間が掛かります。

培養検査であれば1週間、血液検査に至っては最大4週間掛かり

下手をすれば検査結果が出た時点ですでに寛解している可能性も…

もっとも、早期発見早期治療も重要なのですが、それよりもずっと

優先すべきものが子供に対してあるはずです。

それは「予防接種」で、百日咳はワクチンが開発されていますので

それを投与することで完全に予防、または症状が軽減されるでしょう。

なお聞いたことがあると思いますが、百日咳の予防接種というのは

いわゆる「四種混合ワクチン」となります。

お子さんをお持ちの方であれば、子供の予防接種プログラムに

必ず組み込まれていると思いますので、多くはすでに接種済でしょう。

お子さんを守るために、この予防接種だけは必ずしておくべきです。

【まとめ】

大人ではそれほど重篤にならない、でも子供は重症化する…

このギャップが感染を広げる原因であると否定出来ません。

ですが症状が軽い以上、どうしようもないところもある訳で

となれば子供に対する「予防接種」が、子供を守るための手段として

最良と言えるのではないでしょうか?