赤い羽根共同募金の寄付金控除を利用しよう!期間ややり方は?

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節税対策にもなる「寄付金控除」の制度を存知ですか。
これは、納税者が国や地方公共団体に寄付を行った場合、所得税の控除が受けられる制度になります。
他にも政治活動関連、学校法人や社会福祉法人などの特定団体、認定NPO法人、公益社団法人、などの寄付もこの制度の対象であります。
この制度は、寄付金額の一定の割合で直接控除されるため、所得控除をただ受けるよりも節税され、利用するにあたっては、所得控除か税額控除かのどちらかで控除額を計算するようになります。
この控除を「赤い羽根共同募金」でも受けられるとしたらどうしますか。
個人の方が、赤い羽根共同募金を行った場合の「寄付金控除」の手続き方法についてお話します。

さらっとおさらい赤い羽根共同募金とは

みなさんも学校などで、一度は赤い羽根共同募金をされたことがあるのではないでしょうか。
しかし、この赤い羽根共同募金は何に使われているか理解した上で寄付をされてきましたか。
赤い羽根共同募金のコンセプトは、「じぶんの町を良くするしくみ。」です。
この団体は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する活動を行っています。
この募金活動の歴史は長く、1947年の戦後間もないころに市民の運動によって始まりました。
当時は、戦後復興の支援として活動していましたが、時代の流れに伴い、地域福祉の推進のための活動に変化していきました。
現在では、各都道府県単位で活動しており、集めた寄付金は、同じ都道府県内の子ども、高齢者、障がい者の支援に使われます。
支援活動の内容としては、高齢者施設の運営、障がい者の作業所の車両整備、社会福祉施設の改修、といった様々な福祉活動になります。
また、福祉活動だけではなく、災害時の備えや支援にも寄付金を役立てているようです。
赤い羽根共同募金の活動は、全国一斉に、毎年10月1日から翌年3月31日の期間で行われているので、今年は寄付してみてはいかがでしょうか。

赤い羽根共同募金の寄付金控除を受けられる期間ややり方

まず、コンビニでの募金や街頭募金などは寄付金控除の対象とはならないので注意してください。
財務大臣は、「赤い羽根共同募金」を指定寄付金と指定しているため、寄付したお金は、「寄付金控除」の対象となります。
これは、公益性、緊急性が高い寄付金ということを指しています。
「寄付金控除」を受けるには、寄付金額が“2,000円以上”が必要になるので、寄付するときは気をつけましょう。
では、寄付金控除の手続き方法とその期間についてご説明します。
寄付金控除は、自己申告によって適用される制度になるので、申告を忘れると控除が受けられなくなるので注意してください。
【申告期間】
・個人事業主の場合
確定申告の期間に行ってください。
確定申告の期間は、毎年2月中旬から3月中旬ごろまでです。
【必要書類】
・領収書(赤い羽根共同募金会が交付しています。)
※領収書を用意していなかった場合は、寄付したときの受領書や払込票などの写しでも代用できます。
ただし、後日税務署に提出する必要があるので、領収書の交付は必ず受けてください。
【寄付金控除の計算方法】

<共同募金会への寄付>

・所得控除
所得税額=(所得金額-所得控除額)×税率
所得控除額=寄付金額-2,000円
※寄付金の限度額は年間所得の40%までです。
所得控除とは、所得税から控除対象となる金額を差し引いた金額のことを言います。
ちなみに所得税とは、個人が1月1日~12月31日までの1年間で得た所得に対して課税される税金のことです。
“収入”ではなく“所得”に対する税金であるということを間違えないでください。
・税額控除
税額控除額=(税額控除対象寄付金額-2,000円)×40%
税額控除は、課税所得金額、つまり所得控除を差し引いた後の金額に税率をかけて算出された額から控除された金額のことを言います。
そのため、限度額は計算された所得税額がとなります。

<赤い羽根共同募金への寄付または共同募金以外の寄付金>

・住民税の寄付金税額控除
税額控除額=(寄付金額-2,000円)×10%
※寄付金額は、年間所得の30%が限度額となります。
この控除は、住民税から該当される金額を控除することを言います。
地方税の括りに入る住民税は、国税である所得税とは扱いが異なります。
そのため、寄付した共同募金会が、あなたと同じ都道府県にあることが条件となるので、寄付する共同募金会の住所には注意してください。

最後に

日本の所得税は、累進課税制度を取り入れているため、収入が多ければ多いほど、納める税金は高くなります。
税金を納めるのが国民の義務とはいえ、頑張って稼いだお金です。
少しでも税金の負担を減らしたいと思うのは当たり前のことではないでしょうか。
そんな方にこそ、ぜひ「寄付金控除」を活用していただきたいです。
「寄付金控除」は、社会貢献しながら、自分にも優しい制度になります。
赤い羽根共同募金なら、毎年行われているので手軽に寄付が行えます。
今年から節税対策として始めてみてはいかがですか。