脱⁉食糧難・コオロギを食用に繁殖させる飼育方法

料理

コオロギは日本人にとっても身近な昆虫です。

家の玄関の隅や、庭先、草むらなどで見かけることが多いですよね。

見た目は、ゴキブリを小さくしたような感じで少しグロテスクな形です。

昆虫を食べる動物を飼育している方などはエサとしてコオロギを使っている

場合もあります。

イナゴなどは、食料として食べられていますが、コオロギも食べられる?

もし食べられるなら、繁殖させて、今後起こるであろう食糧難に対応できるの

では?

実は、外国などではコオロギを食用としてもちいているんです。

どのようにして人が食べるかは下記で紹介しますが、ペットのエサとして

コオロギを使っている方は、コオロギを繁殖させれば、エサ代が浮きますよね。

そこで、今回はコオロギの繁殖や飼育方法について紹介したいと思います。


コオロギが生きるのに必要な環境とは⁉

最初に冒頭でも紹介した「コオロギは食べられるのか」という疑問にお答えします。

結論から言うと、コオロギは食べても問題はありません。

実は、コオロギは栄養価が豊富な昆虫として有名で、アメリカやヨーロッパの

一部ではコオロギを粉末にしたコオロギ粉を使用したお菓子などが

人気になってる程なんですです。

そもそも現在、国連食糧農業機関(FAO)は人類に昆虫を食すことを促しています。
というのも、昆虫は栄養価が高いうえに飼育による増殖率よく、食料としてみると

非常に効率がいいからなんです。

コオロギのビタミン・ミネラル含有量は、100gあたりに換算すると肉や魚よりも

高い数値になるのです。

また、コオロギを食べる事によって、牛乳とほぼ同量のカルシウムを摂取

できることも証明されています。

このように、コオロギは低コストと時間で食料にでき、さらに豊富な栄養価を

もつ優れた食品だということが分かります。

粉以外にも、揚げたり焼いたりしても食べられますが、見た目が・・・という方には

「コオロギ粉」がおすすめですね。

これから来るであろう世界的な食糧難と、日本の食料自給率事情を考えると、

コオロギが身近な食料として食卓に並ぶ日が来るかもしれませんね。

さて、コオロギは基本的には、人が食べるというよりも、爬虫類などのペットの

エサとしてのイメージが強いですよね。

人もペットも食料が増えることは大切です。コオロギを飼育して繁殖すれば、

コオロギを探しに行ったり、店で買う手間やお金がなくなりますよね。

そこで、コオロギの繁殖と飼育方法について紹介したいと思います。

まず、コオロギを飼育するのに必要な物は、『飼育ケース』です。

コオロギの飼育ケースは、ある程度の大きさと高さが必要となってきます。

狭い飼育ケースだと過密による共食いの原因となります。

また、高さの低いケースはジャンプした拍子に脱走される可能性があるんです。

蒸れには弱いので、通気性の確保できる飼育ケースを選びましょう。

『シェルター』

コオロギの場合、シェルターは登ることができ、隠れ場所さえ確保できれば

なんでも良いです。

おなじみの紙製卵パックかジフィーポットを利用しても良いですし、

くしゃくしゃにした新聞紙を入れている方もいます。

メンテナンスのしやすさや給餌時のコオロギの捕まえやすさを考えると、

卵パックがオススメです。

『水入れ』

コオロギはとにかく水切れに弱く、体感ですが最後に水を口にしてから

24時間もたないこともあります。

コオロギの水入れは、水がなくなったら補給でき、コオロギが好きなタイミングで

水を飲めるものが望ましいです。

市販のものだとヒモに水がしみ出してくるタイプと、ガーゼで水を吸い上げる

タイプがオススメです。

ケースのサイズや飼育環境に合わせて好みで選んでください。

自作も可能ですが、水入れにコオロギが落ちてしまうと溺れてしまうので

ご注意ください。

『餌』

コオロギの餌は、野菜クズや他の生物用の配合飼料で大丈夫です。

動物性タンパク質が不足すると共食いを起こすので、植物性のものと

動物性の配合飼料を半々程度で与えるようにしましょう。

『床材』

床材は無しで育てている方も多いですが、床材は入れることをオススメします。

原因はよく分かりませんが、ストレス軽減になるのか、床材ありの方が

コオロギの死亡率が低く抑えられたためです。

キッチンペーパーなどでも良いのですが、下にコオロギが潜り込むことがあるため、土系の床材がオススメです。

高額な土を使う必要はなく、園芸用の小粒赤玉土かバーミキュライトなどで

大丈夫ですよ。

コオロギの繁殖方法ですが、難しい手順などはありません。

オスとメスを入れておけば、自然と交尾をしてメスが卵を持ちます。

コオロギの卵には湿度が必要ですので、産卵床を用意するようにしましょう。

小型タッパーなどに湿らせた土やティッシュ、コットンなどを入れておき、

コオロギの飼育ケースに入れます。

交尾したメスが産卵床に卵を産みますので、ときどき霧吹きで湿らせつつ

放置します。

湿度の高い状態でタッパのフタを閉めてしまっても大丈夫です。

産んだ卵は、季節によりますが2週間から1ヶ月程度で孵化します。

ゴキブリやミルワームに比べると、コオロギは繊細で非常に死にやすい生き物です。コオロギの三大死亡原因として以下の3つがあります。

  1. 共食い
  2. 水・餌切れ
  3. 蒸れ

コオロギは雑食の昆虫です。野菜メインで育てている場合、動物性タンパク質を

求めて共食いすることがあります。

対策としては、餌に動物性タンパク質を混ぜてやるのが有効です。

具体的には、熱帯魚用の配合飼料やキャットフードなどを野菜と併用して与えると

良いでしょう。

専用の餌が欲しい場合は市販のコオロギフードが利用できます。

また過密状態での飼育も共食いの原因になります。

シェルターはコオロギの数に対してやや多めに入れるようにして、身を隠せる

場所を作ってあげましょう。

コオロギは水切れ・餌切れには非常に弱いです。

とはいえ、食べ残しは臭いの発生源となることがあるため、餌を多めに入れて

放置しておくのはよくありません。

対策は、水は先ほどご紹介した専用の水入れを利用すればOKです。

無くなったら随時補充するようにしてください。


餌は毎日食べきる量だけ与えることで臭いや汚れの発生を回避できます。

2,3日家を空けなければならないような時は、野菜など水分の多い餌は与えず、

たっぷりの水と乾燥系のフードを用意しておきましょう。

コオロギは綺麗好きで、残り物の餌にはあまり手をつけませんが、

餌切れによる死亡はある程度抑えられるでしょう。

コオロギは蒸れに弱いので、飼育ケースの通気性の確保は非常に重要となってきます。

水分については水入れを置いておけばそれで良いので、霧吹きは控えましょう。

また、残った野菜は蒸れの原因となります。食べ残しがある場合はこまめに

撤去するようにしましょう。


コオロギを飼育する際のベストな温度とは⁉

コオロギを飼育するのに適した飼育温度は、25~30℃が適温です。

これより低いと成長は遅れ、15℃以下では次第に衰弱し、死にます。

冬は飼育ケースの下にパネルヒーター(ピタリ適温など)を敷き暖めます。

このパネルヒーターは、無風で気温5℃の場合、プラケースの底面を20℃位まで

暖める能力があります。

サイズも数種類販売されていますので飼育ケースの大きさに合ったモノを

選びましょう。

飼育ケースは、通気性が悪いと結露を起こし、その水滴が糞を濡らして

アンモニアが発生してコオロギが全滅することもあります。

蓋は必ず通気性の良い物を使いましょう。

湿度60%以上の環境で糞を溜めたまま長期間置くとダニが発生します。

頻繁に掃除して清潔な環境で飼育しましょう。

まとめ

コオロギは意外とデリケートな昆虫です。

飼育するときは、水や蒸れに気を配りましょう。

飼育が軌道に乗るまでは、気を配ることがたくさんあって大変かもしれません。

正しい飼育方法を守って、繁殖や飼育を成功させましょう。