孤独死の後はお金がかかる!?対策を考えてみる

人間関係

団塊世代以降核家族化が進み、その年代も今や高齢化しています。

子供たちはすでに巣立ち、残された夫婦も晩年と言えるでしょう。

となると、夫婦どちらか…まあ確率的には女性が残されます。

では一人残された妻はどうなるのか…想像に難くありません。

ですので今回は、孤独死の対策を解説させていただきますので

あなたの終活のお手伝いとなれば幸いです。

急増する孤独死

従来は親族一同で居を構えていたり、近所付き合いが活発でした。

それにより、個人の最期は多くの場合誰かが看取ることになり

おおよそ孤独死という概念など、さほど世間に浸透していない

またはあったとしても、ごく稀だったのかもしれません。

しかし昨今は、核家族化の上に周囲との関係が希薄となっため

個人が孤立しやすい社会になったと言えるのではないでしょうか?

それにより、その人の身に何かが起きても誰も気付かない…

すなわち、孤独死の環境が作られてしまっているのです。

実際、2019年には孤独死件数が3万件近くに上っています。

3万近い人が、誰にも看取られることなく死を迎えているのです。

今後は、生涯未婚率の急増に伴い社会からの孤立者が増えると共に

孤独死の割合も急増していく可能性が高いと考えられます。

もっとも、人生における晩年を今まさに過ごされている方や

このまま行けば、おそらく孤独死をするであろう方からすると

今後の孤独死の割合などどうでもよく、対策が火急となります。

以降において、孤独死の具体的な対策を解説していきますので

特に一人暮らしの方やご年輩の方は、しっかり熟読しましょう。

大家さんの間で広がる「孤独死保険」なるもの

もしその孤独死が、天涯孤独の身である人に起こったのであれば

亡くなった本人は別に死に間際まで何も気になることはありません。

何せ身内も居ない、知り合いも居ない、コミュニティもない

となれば、文字通り「後は野となれ山となれ」なのです。

ですが、もしその亡くなった方が賃貸住みだった場合…

大家さんに、とんでもない迷惑が掛かるのではないでしょうか?

孤独死後、遺体が早く見つかり損傷がほぼなければまだマシですが

(それでも処理費用や次の住人への告知など面倒ですが)

時期が夏場で、それこそ月単位で発見が遅れてしまった場合

見るも無残、床や壁紙の張り替えや死臭の除去、遺品整理など

とんでもない修繕費に加え、その間は家賃収入が途絶えます。

つまり賃借人の孤独死は、大家さんにとって死活問題になる訳です。

ですが、それで孤独死を未然に防ごうなどは到底無理ですし

そんな手段があるなら、賃借人の方が逆に知りたくなるでしょう。

そこで「孤独死保険」です。

賃借人が孤独死をしてしまった場合、それに係る必要経費を

補償してくれるという、とても便利なシステムなのです。

昨今の孤独死件数が、右肩上がりを続けていることから

今後も大家さんの立場である方たちの加入は後を絶たないでしょう。

それと余談になりますが、孤独死保険にはもうひとつ種類があります。

それは、上記のケースで言うなら賃借人側が加入するもので

つまりは「孤独死する本人が加入する保険」となります。

基本的に孤独死に係る費用というのは、死亡した本人持ちです。

貯金とか生命保険などから徴収されることになるのですが

当人に、資産や保険金もない場合も十分にありえる訳です。

その場合は、連帯保証人に請求が行くのが一般的なのですが

基本的に連帯保証人には身内が選ばれるケースがほとんどですので

最悪、家族がそれを背負わなくてはならなくなるのです。

それを回避する、家族に迷惑を掛けないための孤独死保険なのです。

まあ当人はすでに死んでいますし、もし家族が居るのであれば

どうして実家に済まずに賃貸住みをしているのかが疑問ですよね?

つまりは、いろいろ複雑な事情があることが伺えますので

加入に際して二の足を踏まれる方も少なくはないと思います。

ただ昨今は、部屋を借りた際に加入する火災保険や家財保険など

それらに孤独死保険が組み込まれていることが少なくないので

実はもう加入済という可能性も…一度確認してみましょう。

孤独死の後始末にかかる費用の相場とは

なお、「孤独死保険」などという代物が現れるくらいです。

一体、孤独死の後始末にはどのくらいの費用が掛かってしまうのか

とても気になるところだと思います。

それについてですが、とある保険協会が算出したデータによると

損害額の平均が約40万円、最大損害額がなんと400万円以上と

多くは、遥かに予想を上回る相場になったのではないでしょうか?

自分自身の後始末…当人は死亡して何も分かる由はありませんが

これでは当人以外に飛び火しても仕方がないと言えますし

それを回避するための孤独死保険というのは

これからの世の中に、必須になるものなのかもしれません。

【まとめ】

ひどい環境に身を置いている人や、晩年の方々からすれば

孤独死は他人事ではない…と言うより、高確率で訪れる悲劇です。

ここで目を瞑るのは簡単ですが、きっとそのままで人生を終えれば

孤独死である事から遺体は腐敗が進み、体液を撒き散らすなどで

周囲の人々に迷惑を掛けることになるでしょう。

「死ぬまで」の活動を終活と言うのが一般的ですが、

「死んだ後」のことも…今一度考えてみて下さい。